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留学先としてのバンクーバーって実際どうなん?

最近、女性の留学先としてバンクーバーがオーストラリアを抑えて1番人気、という記事を見ました!
カナダは自然が多くなんとなくクリーンそう、ワーホリも使えて渡航しやすいというイメージを私自身も持っていたので、そんなふうに感じている方が多い結果なのかなと想像しています。

今回は、そんなバンクーバーで3ヶ月過ごしてみて、私自身が実際に感じている「留学先としてのバンクーバーってどうなん?」をシェアしてみたいと思います◎



女性でも1人歩きできる治安の良さ

まず女性として一番気になる治安面で言うと、バンクーバーはとっても治安がいいです。

日本以外の国に旅行する際、携帯を見ながら歩かないようにしたり、貴重品を入れた鞄を体の前で抑えて持つ、みたいな安全対策をすることが私は多いのですが、バンクーバーではそこまで警戒しなくても今の所問題なく生活できています。

East Hastingやチャイナタウンといった一部浮浪者が集まる危険なエリアはあります。
ただ、そこに行かなければ基本的には怖い思いをすることはあまり無いと思います。
(もちろん日本と同じで、変な奴はたぶんどこにでも一部いるのでそういう突発的な危険性は除きます)

女性が1人で留学し、生活することを考えるとバンクーバーは比較的安心できる場所だと思います◎

移民の街・バンクーバー

バンクーバーの大きな特徴の一つだと感じるのが、移民の多さ。
南米圏、アジア圏、ヨーロッパ圏など本当に世界中からの移民がバンクーバーで生活しています。
バスに乗れば英語以外に日本語含め様々な言語のおしゃべりが聞こえてくるし、お店の店員さんもカナディアンより移民の方が多い気がします。

そのおかげで、アジア系のスーパーがたくさんあって食材の調達に困らなかったり、日本のものを扱うお店も本当にたくさんあるので(個人店の他に無印良品やダイソー、ユニクロといったお店も進出しています)、必要なものは日本のものであろうがほとんどバンクーバーで手に入ります。

移民の多さによりアジア人でもマイノリティっぽく感じなかったり、日本のものが簡単に手に入るという点で、日本人でも非常に生活がしやすいのではないかなと思います。
ただ裏を返せば、個人的にはバンクーバーはあまり海外感がないなとも思っているので、とにかく日本とかけ離れた生活をしたい!という方にとっては若干物足りなく感じる街でもあるかもしれません。

バンクーバーでの生活は楽ではない

そんな、アジア人としても生活しやすい街・バンクーバーではありますが、経済的な面でバンクーバーでの生活は楽ではありません。

最も顕著なのは家賃の高さで、バンクーバーで一人くらしをするのはかなり厳しいです。
特に学生の場合、個人部屋+シェアキッチン・バスルームといった形のシェアハウスに住むのが通常で、それでも安いところで月850CAD くらい、平均で月1000CADといった状況です。
日本で考えると、月10万円も出せばそれなりに良いお部屋に住めるのではないでしょうか。

また、基本的に物価は日本に比べるとかなり高いです。
私がよく買う食材の値段を参考に載せてみます。

  • ヨーグルト 3.99CAD~6CAD

  • 卵 3.99CAD~7CAD

  • インスタントお味噌汁20食 7CAD

  • 冷凍野菜(ブロッコリーとかにんじんとか)3~4CAD

上記全てを日本で買っても1000円ちょっとくらいに収まりそうですが、カナダで上記を全て買うと20ドルを超えると思います。(私が単に買い物下手な可能性もあるので、あくまで参考程度に。。。)
大体1CAD=¥111~112くらいなので、日本円にすると約¥2240、、、びっくりしてしまう高さです。

そのほか、外食をするとチップも含めて40ドル〜50ドルくらいにはなりますし、贅沢をしなくても必然的に生活費は日本よりも高くなると思って準備している方が賢明です。

自然がいっぱい!

バンクーバーは大きな街ではありますが、とにかく自然がいっぱい。
海と山の両方に面しているので、観光客にも地元の人にも人気のStanley parkをはじめ、ダウンタウンから公共交通機関ですぐに行ける範囲に自然を楽しめる場所がたくさんあります。

私が友人と休日に過ごすときは、レストランで食事するよりも、大抵ハイキングに行ったり、ビーチやレイクでピクニックしたり、公園を散歩したり、自然の中で過ごすことが多いです。

ダウンタウンにいてもビルとビルの間に海と雪山が見えたり、学校からの帰り道にバスから海に映える美しいサンセットが見えたり、普通に生活しているだけで雄大な自然に息を飲む瞬間がたくさんあり、そこがバンクーバーの好きなところだなと感じています!

冬のレインクーバー

この記事を執筆している5月半ばのバンクーバーは気持ちの良い晴れの日々が続き、気温的にも夏に近づいてきて毎日過ごしやすいのですが、冬のバンクーバーは真逆です。
レインクーバーと言われるほど雨が降り続くのが冬のバンクーバーの大きな特徴で、11月頃から3月終わり頃までの5ヶ月ほど、とにかく天気の悪い日々が続きます。

私が渡航してきたのは2月半ばで、(周りの人に言わせると)ほとんどレインクーバーも終わりに近い時期だったのですが、それでも日々降り続く雨にうんざりしていました。
今年は冬をフルでバンクーバーで過ごす予定なので、すでに気が病みそう。。。

カナダに渡航して全く新しい生活に適応したり、語学面で四苦八苦することになる留学生にとって、お天気の悪い冬にバンクーバーに渡航してくると、ダブルで精神的に辛い気分になる、、、という話もよく耳にします。

バンクーバーに来る方は、冬のお天気の悪さを覚悟した上で渡航する方が良いかもしれません。


以上、留学先としてどうやらかなり人気なカナダ・バンクーバーでの実際の様子を、私の目線で紹介してみました。
バンクーバーを留学先として検討されている方の参考になれば幸いです◎

*All of the photos belong to the author


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