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「Do not limit yourself.」← 10年程前に、NYの大学院の東京キャンパスでTESOL*の修士課程で学んでいる時、ある先生からもらった言葉でした。

この先生の最後の授業が終了した後、私が相談した内容は、

海外の大学で言語学を教える仕事をしたいが、私は英語のネイティブスピーカーではないので、なかなかその職に就くのは難しい…(以前、オーストラリアの大学院で言語学で修士を取得していたので)

👆これを相談した時に、先生からはたくさんの励ましの言葉やアドバイスを頂いたのですが、私自身はなんとなく腹落ちせず。そして、先生の最後の言葉が…

「Do not limit yourself!!」
「自分で自分を制限しないで、チャンスはあるよ、頑張って!」

企業で働きながら、子育てもして、時間を作ってパートタイムで大学院で勉強して…こんなにいろいろ挑戦して頑張っているのに、もっともっと頑張れ...って、んんん~~~。この頑張り、自分で自分に制限なんてかけてないでしょ。なんでそんなこと言うのだろう、って正直がっかりしてしまった出来事でした。😔😔

ひらめいたのは、それから1年ぐらいたってからでした。✨✨

その後、私はシンガポール勤務となり、ますますお客様の前でプレゼンをする業務が増え、できることなら、人前に出たくない…でも、人前で話さない訳にもいかなくなり、どうしたものかと思っていました。そんな時です。会社の同僚からトーストマスターズのクラブを紹介されたのは。

トーストマスターズ は、パブリックスピーキングとリーダーシップを学ぶための国際的なNPOで、現在、全世界143ヵ国にたくさんの会員がいます。そこでは、英語やその他の言語で、会員たちが自信を持って人前で話すこと、そしてリーダーシップのスキルアップをするため活動をしています。

でも、パブリックスピーキングとか、リーダーシップとか言われても、私は人前で話をしたりは苦手だし、管理職タイプでもないし、そういうのは向いていないと、いつも聞き流していました。

その時です!ひらめいたのは。✨✨

「Do not limit yourself」先生はこのことを言っていたかな。私は、自分が向いていると思っていることや、やりたいやりたい~って思うことにはがんがん挑戦してきたけど、あくまでも自分のカンファタブルゾーン**の中で頑張っていただけか!?😲😲

カンファタブルゾーン**の外にあるキャリアパスとしての管理職というポジッションや、クロスファンクショナルなチームで行うダイバーシティ***プロジェクト、あと基本的に人前に出て行って話をするのは苦手意識が強く、あまり挑戦してきてなかったなぁ。😔

そこで決めました。最低でも、シンガポールにいる間はこのカンファタブルゾーンの外にあることにもどんどん挑戦してみよう~と。

挑戦してみて、やってみたら、結構、おもしろい、私これ向いてるかも...ってなってラッキーとなるかもだし。逆に、やっぱり向いてないかなぁ~、あんまり好きじゃないかも...と思ったら、そっち方面は辞めればいいのだし。

会社のトーストマスターズクラブ、参加させて頂きました。トーストマスターズのカリキュラムにそって、1つずつスピーチを作って、クラブメンバーの皆の前でスピーチをしていきました。

正直言って、最初はフィードバックをもらうのがとても怖かったのを覚えています。話始めたらすぐ顔が真っ赤になっちゃうし、緊張しすぎて話す内容を忘れてしまうし、決められた時間内にできなかったり、ダメダメの内容だし…😆😆

驚いたのは、ダメ元で参加したクラブ内のスピーチコンテストで1位となり、その次のエリアコンテストでも1位となったこと。🎊英語のネイティブスピーカーでもない私が1位になったとは… その上のコンテストでは力及ばずでしたが、トーストマスターズで学んだことは…

人前で顔が真っ赤になっても、緊張しても話すことはできる

ということでした。

正直、あの緊張はできれば避けたいな、と思います。でも、タイや韓国で何百名のお客様が集まるイベントでも話をすることができたり、その他、シンガポールオフィスでは、他の会社との合同のダイバーシティワークショップに参加させてもらったり、会社でやってるダイバーシティのボランティアに参加したり。

東京オフィスに戻ってからも、ダイバーシティワークショップに参加したり。このワークショップでのハイライトは、フィンランド&ノルウェーへ1週間のダイバーシティ研修に行かせてもらったこと。最終日、オスロでのパーティでは、なんと私は司会をし、最初のご挨拶の一部をノルウェー語で行い、大きな拍手を頂いたのはとても忘れられない想い出です。(このお話はまた別の機会に...と思いますがちょっとだけこちら→「オスロ最後の夜、司会の夜...」)

私を制限していたのは、確かに私でした。

Do not limit yourself.

先生に言われてから、何年かたってやっと理解できたお話でした。


*TESOL - Teaching English to Speakers of Other Languages
**カンファタブルゾーン - 自分のとって居心地の良い環境、精神的にも居心地の良い環境をいいます。
***ダイバーシティ - ダイバーシティ「多様性」は、性別、年齢、人種だったりいろいろがありますが、ここで記載されているダイバーシティワークショップは会社での「女性の活躍推進」の活動の1つです。

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