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梅体験専門店「蝶矢」で梅酒を作った話

こんにちは、社内ニートのninaです。
今日は、蝶矢で梅酒を作った話をしたいと思います。

他部署の旅行好きな方とお昼をご一緒する機会があったのですが、「京都で蝶矢の梅酒作り体験をした」と伺いました。
なにそれ、楽しそうかも。
写真を見せてもらったら金平糖と梅がかわいいし、私もやってみたい。

京都旅行の際には予約チャレンジに失敗したので、私は鎌倉で梅酒を作ってみることにしました。
梅酒づくり体験から一月後、梅酒としていただいてみた味の感想を添えてレポしていきたいと思います。

蝶矢のほかの鎌倉観光についてはちょっと前に記事にしたので、興味のある方は下記を参照ください。



梅体験専門店「蝶矢」とは

蝶矢さんは、国内の梅酒シェアの3割を占める日本一の梅酒メーカーであるチョーヤ梅酒株式会社の梅体験専門店です。
2018年4月1日に京都に1号店がオープンし、2020年6月11日「梅酒の日」に2号店となる鎌倉店がオープンしたそうです。

「蝶矢」は元の社名であり、梅酒製造40年を機に、2000年に社名を変更したようです。
本社の羽曳野市駒カ谷地区から南東にそびえる山々に多くの蝶が生息していたことと、二上山で採取される讃岐岩が石器時代にハサミや石包丁として利用されていた、地理的・歴史的な背景を持っているのだとか。
※Wikipediaより※

そんなチョーヤさんは、こだわりをもって梅酒を製造しています。
主力製品の「チョーヤ梅酒」は全商品、日本国内産の梅を100%使用添加物は一切使用していないこだわりっぷり。

人工的な梅風味の食品が増えている昨今、あえて上記にこだわるチョーヤさん。
梅をこれからの時代に繋げていくために発展させ、その新しい梅文化を広める場所として開いたのが、梅体験専門店「蝶矢」なんだとか。
梅文化を「大切な人とのつながりを育む文化」として、現代のライフスタイルに合う形に再編集して、提供していくそうです。
※公式サイトおよび下記サイトより抜粋※


店舗での梅体験

蝶矢さんでは、事前予約することで梅シロップ・梅酒を作ることができます。
予約できなかったとしても、梅シロップを使ったテイクアウトドリンクや、数量限定の梅酒の販売も行っているので梅を体験することができます。

お店の場所は公式サイトにもある通り、JR鎌倉駅西口徒歩1分
改札を出てすぐ大通りに面した場所に看板が出ています。
この看板が意外と小さくて見落とす!!!
白いしそんなに目立たない!!!!

駅前のファミマと木造の不動産屋さん(ココハウス 株式会社 COCO-House 鎌倉本店さん)の間に伸びる道に気づけたら勝利です。
チョコレートバンクまで行くと行きすぎです。気を付けて!

地図も分かりづらいと思う。道が細すぎるのがいけない。

完全に”民家”の店構えなので注意です。
古民家を改装されており、とっても綺麗に、丁寧に手入れされています。
鎌倉店ではお手洗いも貸していただけるのですが、新築のトイレって感じでとっても綺麗だったのでおすすめです。

”店”感は、ない。民家じゃん、これ?

予約している場合は予約者の名前を伝えると、奥のカウンターに案内されます。
梅シロップ・梅酒作り体験の用意がしてあるので、時間になるまで待ちます。

カウンターに人数分、セットしてありました。


梅シロップ・梅酒作り体験

約40分間、梅コンシェルジュと呼ばれるスタッフから説明を受けつつ、梅シロップ・梅酒を作っていきます。
公式サイトにも案内がある通りの説明も多いですが、スタッフさんのお話はなかなか興味深いものが多く、面白かったです!

①ボトルサイズを選ぶ
まずはこれから作る梅シロップ・梅酒のサイズを決めていきます。
 S (1杯分):¥1,500
 M(3杯分):¥2,400
 L (6杯分):¥3,300

ボトルは再利用可能なので、2回目からは材料代のみ(キットの1/3~半額程度のお値段)で繰り返し使えるみたいです。
私が参加した回では、ほとんどの方がMサイズ(3杯分)にしていました。
※ボトルサイズは作る直前に決めるため、来店してすぐ決める必要はなかったです※

②梅を選ぶ
「完熟南高、白加賀、NK14、有機南高、パープルクイーン」の5種類の中から選んでいきます。
希少性が高いものは追加料金を取られます。

京都店とは梅の品種が違うみたいです。
うわーそういうことするんだ~~~~ずるい~~~~!
ちなみに京都店は、「完熟南高、鶯宿古城、有機南高、パープルクイーン」の5種類になるようです。
梅の品種なんて微塵も知らなかったんですが、名前がかっこいいですね。

いろいろ書いてあるけど、ぶっちゃけ分かんないです。。

当然、素人の私たちはどの梅を選んだらいいかなんて分かりません。
「桜のような香りが特徴」なんて書かれてる説明書きを見たって、正直、なんのこっちゃ分からないですよね。

そんなわけで店舗では、各品種の梅シロップの試飲をすることができます!
砂糖については③で触れますが、味に違いが出ないよう、すべて梅本来の風味が残る「氷砂糖」で作られた梅シロップを試飲しました。

左上のコップに梅シロップを注いでもらえます。
最初に入っているのが、完熟南高と氷砂糖の梅シロップ。

梅コンシェルジュさんに説明されながら、「そう言われてみれば、そうかも……」と思いつつ小さなコップに注がれたシロップを飲んでいきます。
血糖値爆上がりになると思うのでお気を付けください。

WEB予約を1人分しかできてなくても2人で来店していた方もいましたが、試飲させてもらえていました。
時間内なら、一人で梅シロップ・梅酒を何本作ってもいいようなので、予約人数が希望時間に埋まってるよって方も、ご参考までに!
※店舗や混雑状況で変わることもあると思いますので、本当に参考程度にお願いします!※

③砂糖を選ぶ
「氷砂糖、てんさい糖、こんぺい糖、有機アガベシロップ、はちみつ」から選びます。
こちらも追加料金がかかるものがあるので注意。

これも梅同様、食べ比べたことがない素人は違いがぼんやりとしかわかりません。
完熟南高を使用した各種の梅シロップの試飲が行われます。
氷砂糖のものは最初に飲んだので、てんさい糖から。
血糖値が心配。糖尿病も心配。

先にも書きましたが、チョーヤさんは添加物は一切使用していないことにこだわっているので、金平糖も独自製法なのだとか。
いちばん見た目がかわいいけど、追加料金がかかる対象に入っています。商売上手め。。

見た目で選ぶなら、金平糖一択。でも色はすぐに抜けるので、迷いどころ!

④お酒を選ぶ(梅シロップは不要)
「ウォッカ、ジン、ホワイトラム、ブランデー」の4種から選んでいきます。
お酒はそれぞれ追加料金がかかります。
お酒の種類によってはもうちょっとかかるものもあった気がする。
 S :¥275
 M:¥550
 L :¥825

さすがにお酒の試飲はありません!笑
梅と相性のいいお酒を書いたシートを見て、なんとなく選びます。
梅コンシェルジュさんもアドバイスをくれたと思います。

組み合わせは100通り以上になると謳っているので、ちょっと決めるのが大変ですね。
考える時間はけっこうあったので、ゆっくりで大丈夫です◎

⑤実際に、作る!
いよいよ作っていきます。やっとです笑

スタッフさんに梅と砂糖を用意してもらえたら、指示に従って梅をお皿に出します。
右手側に用意された専用の道具を使って、ヘタをとっていきます。

左の長細い皿に袋から出して、右の皿にある道具でヘタを取っていきます。
パープルクイーンはブドウみたい。かわいい。

この作業が私は全然ダメでした。
ヘタが取れない!
まあ、取れなくても味は変わらないらしいので気にしないことにします!!!

一緒に行った友人は「すっごく簡単にスッキリ取れる~!」と言っていたので、大体の人は大丈夫かもしれません。
梅の品種にもよるのかな。分かんないです。

ヘタをとったら、①で選んだ専用のボトルを箱から取り出して梅と砂糖を入れていきます。
完熟南高は1つ入れたら金平糖1袋開ける、ってペースで入れました。
この時点でかわいい。

梅の袋にあったシールはキレイにはがしていただけるので、ボトルに貼ってみました。
かわいい~!やっぱり金平糖、とってもかわいい~~~!!!!
※金平糖は数時間で色が抜け落ちてしまうので、このかわいさは作成後1,2時間程度しか保ちません。。

交互に入れる理由は、触れる面が増やすため。
浸透圧によって、梅の果汁がよく出るんだとか。
(映えのためじゃないんですね。。)

最後にビーカー?に入れてもらったお酒を注ぎ入れて、完成!
ふたを閉めたら撮影タイムです。
梅のレプリカも貸してもらえるので、バシャバシャ写真を撮ります。
かわいい~!!

かわいい~!!!天才!!!!好き!!!!

梅酒は呼吸をさせる?必要があるらしく、完全密閉されていない状態で完成となります。
飛行機でお越しの方など、密閉させたい場合は専用の【こぼれないキャップ ¥440】が必要となりますので、ご注意ください。


撹拌する

梅酒は自宅に持ち帰ってから2週間、毎日ゆっくりかき混ぜます。
遠心力を使う感じで、密閉されていないので、そおっと撹拌させます。
2週間は熟成期間だから日の当たらない常温の場所に安置します。

その後、熟成させて1カ月後に完成。
撹拌が終えたら冷蔵庫に入れてくださいね、と言われました。
ちなみに使用した梅や完成日は、梅マイスターさんが「マイボトルシート」に記載して一緒に箱に入れてくれるので、うっかり忘れてしまっても安心です!
お酒って手間暇かかるんだなー、と再認識しました。

金平糖は溶けてしまうから、すぐにかわいらしい色は抜けてしまうと梅コンシェルジュさんに言われたけど、本当にすぐに白くなってしまって悲しかった。

作った直後の12:30ごろには色鮮やかだったのに、夜10時ごろには金平糖が真っ白になっていました。。

毎日の変化は薄いけど、段々と金平糖が溶けていく様子は見ていて面白かったです。
毎日写真を同じ画角で撮ればよかった……!

作って36時間ほど経過した梅酒。金平糖と梅の間に何かが溜まっている、気がする。
金平糖が溶け出しているのかな?
作って1週間ほど経過。金平糖の面影がない!笑
梅もかなり膨張した!ブヨブヨしてる感じがします。


梅酒の完成!

やっと完成しました!!!!!長かった!!!!
2週間経過した後は冷蔵庫に入れていたので、すっごく久しぶりだなーって気がします。

思ったより水位?水分量?が変化なくて、ちょっとホッとしました笑
「梅が膨張した分、お酒も吸収されて減っちゃうのでは?」とか、「呼吸させるとしたら蒸発して、水分も飛んじゃうのでは?」と思っていたので、これはびっくり。

冷蔵庫に入れる前は梅が浮いていたけど、沈殿してる!?
ぼやっとして見えているのは冷蔵庫から出したせいで寒暖差があるからです。。

もうだいぶ忘れかけてるけど、あの日、飲み比べた梅シロップと味はどう違うんだろう。
まずはロックで少し飲んで、残りはソーダ割でいただくことにしました。
いつも「〇ろよい白いサワー」などの甘いお酒しか飲まず、甘いお酒以外の善し悪しが分からないのでちょっと緊張。

自分で作ったと思うと、なんだかうれしくなって写真を撮っちゃいました。へへ。
もう何のお酒を入れたか忘れたけど、梅酒~!うれしい~!

ロックで少しいただいた瞬間、よみがえる飲み比べの記憶。
あの日飲んで「糖尿待ったなしでは?」と思ったのと同じ味!!
思ってたよりお酒の風味がなくてゴクゴクいけそうです。怖い。

あんまり飲みすぎるとすぐ無くなるサイズ感なので、ソーダ割で残りもいただきます。
うん、普通においしい!風味がいい、おいしい~!!
優しい甘さと、抜けていく風味。梅シロップを飲んだ時そのまんま。
ガブガブいけます。

これまで梅酒の、青いような酸っぱいような、渋いような感じがあまり好きじゃないかもと思っていたけど、これはとっても好みでした!
私、梅酒、好きかも。
ほかの梅酒も作ってみたいし、飲んでみたい!!!!

あっという間に空になってしまったので、一番デカいサイズで作ればよかったかも、と思いました!笑
友達と飲み比べてみたり、旅行の振り返りをするのも楽しそうかもしれない!
ともあれ、すっごく楽しかったです!!!


いかがでしたでしょうか。
梅酒を作る、なんて初めてだったけど、意外と簡単で、とってもおもしろかったです!
今度スーパーで梅を買って、自家製梅酒でも作ってみようかな?

京都店限定の梅も気になるし、今度、違う友達と行ってみても楽しそう。
好みだけど見栄え的に外した、てんさい糖で作ってみるのも美味しそうかも。

以上、鎌倉の蝶矢で梅酒を作って、飲んでみた!レポでした。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました~!

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