ペットか獣か

動物がどのくらい市民権を得ているか。
確かな基準はない。

動物を飼うのは、様々な理由があるだろう。
家畜として、趣味や鑑賞のため、家族の一員(ペット)として受け入れるため。
これらの人にとっては、動物を飼うことは当たり前のこと。

と同時に、動物を飼わないことが当たり前の人もいる。
こちらも理由が様々で、動物嫌い、必要ない、など。

どちらにしろ、動物を飼う飼わないは個人の自由で、どちらが良い悪いかはその選択をした個人にしか理解できない。

何を言いたいかというと、動物を嫌いな人に動物を飼うことを受け入れろというのは無理な話ということ。

ペットは家族の一員だという人が、ペットは出禁の店に入れないことは仕方のないということ。

ペットを散歩させている人が、ペット嫌いな人から睨まれるのは仕方のないということ。

動物の嫌いな人にとっては、動物はただの獣なのです。
近寄りたくない存在。
単純に怖いし、触りたくない。というか触れない。
同じ空間にいたくない。

それでも受け入れ我慢しろというのは、程度は違えど卵アレルギーの人に卵を食べさせるのと同じです。本能的に無理なのです。

そういう考えの人がいることを、動物を飼う人は想像してほしい。

特に自分でコントロールできない動物を連れている人。

自分でも分かっているのかもしれない。
それはもはや獣なのではないでしょうか。


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