【逃げる準備】海上では地震って全然揺れないのね
ふー、3泊4日セイリングの旅から帰ってきて、その時に出た洗濯物を洗濯してたんで、記事書くの遅くなっちゃった…
そうなんです、燧灘周辺をセイリングして来ました。
今週はそのセイリングの記録を書こうと思っていましたが、もっと書きたい事が出来たので、先にそちらを書きますわ。
◾️地震に遭ったらしい夜
その日は新居浜マリーナをお昼前には出て、15時過ぎにはその日の目的地の仁尾マリーナへ到着、ビジターバースにヨットを係留。
電気も水もある快適な桟橋。
温かい日差しの下、デッキで明るいうちからおでんをつつきながら
胃袋への過度なアルコール洗浄を実施。
日がとっぷりと暮れる頃には肝臓に泣きが入りましたので、
おでんの残り汁やらイカのアヒージョの残った油で、余った肴のベーコンを突っ込んだ焼きそばを炒めつけてやり、「うーん、船上の漢メシ最高」なんて言いながら楽しい宴を終えたわけです。
(関係ないですが、私は酔っ払いながらヨットの上でテキトーな感じで料理をするのが大好きなんですわ)。
そんな感じですからね、お開き後はすぐにキャビンで高鼾。
明るいうちから何時間も呑んだくれてるわけですから、21時にはもうノンレム睡眠ですわ。
そして23時過ぎ、唐突に鳴りましたよ…
全員の携帯やタブレットが大音量で、
「緊急地震速報です」
えぇぇ… どうすんの、これ…
いや、そりゃ逃げるんですけどね。
とりあえず荷物をまとめて… と、キャビンの中でガチャガチャパッキング。
出先で着の身着のままで逃げると、最悪のパターンでは
ってなっちゃいますので、それだけは避けたい。
少なくともヨットを置いて家に帰るとこまで想定し、何を持って逃げる物を決めておかないとダメだと思いました。
◾️ヨット版非常持ち出し袋
とりあえず通信手段(携帯)と服と(クレジットカードや保険証が入ってる前提で)お財布は必須よね。
次に携帯の充電器とかモバイルバッテリーも。
私は特に服用している薬はありませんが、今回ご一緒させて頂いた方の中にお薬飲まれている方がいました、そう言う方はお薬もか。
ああ、そうするとお薬手帳もあった方がいいですな。
つまり、
ですな。
これらを持って最悪は家に帰る事になりますので、携帯電話以外は最初から小型のバッグに纏めておくのが正解なんでしょう。
とりあえずセイリングの目的地に着いて、現地でブラブラする時に持ち歩くバッグをヨット版非常持ち出し袋にすると言うのも良いかもね。
◾️携帯電話必須
そして携帯電話はヨットに絶対必要だと確信しました。
今回の地震、緊急地震速報で飛び起きたのに何も起こらず、「ん?誤報?」と思ったレベルでヨットの中は静か。
実際は(翌日聞きましたが)マリーナの建物の一室では、ながーいヒビが入ったレベルには揺れたんですよ。
揺れの感じにくい… と言うか読んで字の如く『地震』って『地』だから『海』は揺れないのか… とにかくヨットの上では、携帯電話からの緊急地震速報が地震を知らせてくれる大きな役割を担っていると言う事に気がつきました。
そして地震の有無だけでなく、その後の津波の有無の情報取得にも携帯は必須。
むしろヨットにはこっち夜の無人のマリーナで外部からの情報を得られるのは携帯電話だけ。
町の防災放送も何かをワーワーとがなりたてていましたが、何言ってるかわからないし。
携帯でNHK+(と言うNHKの番組を見る事の出来る無料アプリ)立ち上げて眺めていると、しばらくして『津波の心配はありません』と言う情報が出ましたので、今回は「やれやれ」と再び寝床に。
◾️逃げ場の確認
緊急地震速報が鳴って、さぁ逃げようとなった時に困ったのが「え?どこに??」でしたわ。
自分自身のすっとぼけに呆れますな。
契約しているマリーナや良く行くマリーナなら避難場所はわかりますが、訪問先のマリーナですとさっぱり。
そもそもマリーナによっては、どっから外に出るんだ?的なとこもあったりしますからねー。
よそのマリーナを訪問した際は、避難経路と避難先を軽くでもいいんで確認しておかないとダメですね!
◾️(自分の)地震対策まとめ
というわけで、今回セイリングに行って得た大きな経験は、
揺れないけれどもヨットは津波の最前線
すぐに避難出来るように備えろよ
と言う当たり前の事なんですが、それを訪問先マリーナでのシチュエーションとして一切考えて無かった事。
・キャビンでの非常持ち出し袋を用意する。
・携帯は常に電源を入れておく。
・訪問先では避難経路を確認しておく。
を、今回よりヨット避難対策三箇条としました。
よーし!これでいつでも来い、地震!
あ、来ちゃダメか。
燧灘のセイリングの記録はまた来週。