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【ソーラーパネル入替】霧の城ヶ島でシン・ソーラーパネル

いやぁ、真っ白ですわ!
頭の中じゃ無くて城ヶ島が。

風が無いのは予報でも

2mとか3mとかじゃねぇ…

わかっていたのですが、ここまでの霧は覚悟して無かった。
城ヶ島大橋を渡る時に左右を見て東京湾と相模湾の海況をちら見するのですが、白い色しか見えない。
この時初めて深い霧を認識。

マリーナから海を見ると…
ああ、これダメな視程… と絶望。
280m先にあるはずの対岸が全く見えませんわ。
かつてヨットを置いていた鴨川思い出します(←あそこも7月に結構多いのよ)。

今日は江ノ島まで足を伸ばすか… と思っていましたが、太陽がジリジリと霧を焦がしてくれるか、風が霧をどこかへ持ち去ってくれるまでは動けそうもないですね。
ちょっと休むか…

1時間半後、

んー、何にも変わってないですね… まだまだ真っ白。
もうちょっと休もう…

さらに1時間半後… まだ白い。

今の時間に出発出来ないなら、もう今日の江ノ島は無理だ。
ちょっと観測気球ドローンでも揚げて、偵察しますか。
(三崎)港外の視程があるなら、なんとか出せるし…

いや、これは無理。

もう今日は出るのやめ!江ノ島は海に没したと思い、整備・整理整頓の日に切り替えます。

まずは、キャビンで邪魔になっている大物を片付けるか!

◾️ソーラーパネルを交換する

って、お前何回パネル交換するんだよ!って言うツッコミをして下さる方は、何年も前から本ブログを読んで下さっている方。

そもそも最初の交換は、ヨットを購入時についていた5Wくらいのパネル。
もう最初からぶっ壊れていまして、

結局すぐに新しいパネルに取り替えたのが、

↑こちら。
その後、このパネルの上にコンビネーションプライヤを落として発電量はゼロに。
仕方無く他のパネルを再び…

今のパネルになっていたのですが… この間踏んづけてヒビを入れると言う過失事故が発生。
発電量は、だいたい1/4に(それでも発電するのか…)。
しかし1/4の発電量ではちょっとね… と言うわけで、ソーラーパネルや周辺部品を買い揃え、キャビンでじっくりと寝かしておいたと言うわけですわ。
いい加減、熟成も進んだ頃合いだし、キャビンでは邪魔だし、今日は海に出ないしで、今日取り付けますか。

温度変化の少ない寒暖差乱高下なキャビンでじっくりと熟成させたのはこれね。

シン・ソーラーパネル

うむ、立派なパネルじゃ。
今までのパネルを剥がして、これをフィットさせてみると…

パネル直上にあるブームバング(的なやつ)がギリギリだ。

まぁ、余分なスペースの無い小さいヨットだから仕方ないですね。
この場所に、構造用接合テープ3M社のVHBで固定します。
そもそもこの面は、3Mの屋外用ダイノックフィルム(ダイノックシート)を貼ってあるので、なんでも貼り放題。
穴開けとかせずに、VHBでべたりと貼るだけですわ。

とは言っても、ここは曲面なのでフラットなパネルを取り付けるために、15mm程嵩上げしてやらないといけません。

マーク→ケガキ→切断→貼り付け

何かの時(多分FFヒーターを固定する時?)に余った端材で、10mmと6mm厚のアクリル板が転がっていましたので、Pカッターで切って、VHBで貼り付けて…

うむ、16mmちょっと。
これをパネルの4つ角にマウントとして(多少の傾斜は吸収してくれそうな)厚めのVHBで接着します。

こんな感じ。

で、配線を…

バッテリーで動くハンダゴテ

ハンダゴテで

線の長さが違う…

元から使用している配線と結線、熱収縮チューブで絶縁、自己融着ブチルテープでぐるぐるに防水。
その写真が無いか…

結線したらちゃんと通電、そして充電。
よしよし(当たり前か)。

ソーラーパネルの入れ替え、これにて完了!

片付けしてたら、

ソーラーパネルの結線用に買っていた防水カプラーを発掘。
そうか、これを使おうと思ってたのにすっかり忘れてた…
ま、いいか、そのうち何かに使う事があるだろうし(←存在を忘れて永遠に無い模様)。

次にアレだ、

◾️風向風速計の電源変更

と言うタイトルでは意味がわかりませんわな。
風向風速計の表示部、

前に取り付けたこれね。
これの裏側はどうなっているかと言いますと、

このトイレの中のグレーのボックス、

ここにセンサーからの受信ユニットなんかを隠しているのですが、当然バッテリーで動いているわけで、その電源はポートサイド反対側のバッテリーから取っています。

他にスターボードサイドにあって電気を使う物と言えば、
・FFヒーター
・トイレ(ウチのトイレは電動なんですわ)
・機関室のライト
・機関室モニター用カメラとディスプレイ
なんですけど、全てスターボードサイドに設置した独立バッテリー(オルタネーターと接続されていないスタンドアローンなバッテリー)で稼働していて、ポートサイドに設置されたメインバッテリー、アクセサリーバッテリーとは無関係。
風向風速計だけはポートサイドのアクセサリーバッテリーから取ってる。

ま、これには色々と経緯があるんですが、熱い機関室を左から右に横切る配線が、コルゲートチューブで保護されているとは言え、なんと無く気になる。

と言うわけで、これもFFヒーターなんかと同じ、スターボードサイドにあるバッテリーへと配線を変更します。

そうすると必要になるのがスイッチ。
今は、

こちらのアクセサリーバッテリーの配電スイッチ盤で、燃料計と書かれたスイッチが風向風速計のスイッチです。
ややこしいな…
(燃料計を電気の要らない機械式にしたので、余ったスイッチをそのまま風向風速計用にするも、表記を変えてない)

この配電スイッチ盤はポートサイドにありますので、もう使えません。
そんなわけで、新しくスイッチが必要なので、

この買ってあったスイッチを…

風向風速計の裏側の蓋を外したとこ

蓋を取り外して、中の機器と干渉しないところへ位置決めして蓋に、

マジックでマーク。

テーパーリーマーを持ってきてなくて、ハサミで作業した…

マークしたところに穴を開けて…

スイッチを取り付けました。

結線して、

蓋をスクリューで止めたら、ここは作業完了。

次に独立バッテリーからの配線をしますので、こちら側の配電盤を…

あぁ、この辺は普段は見えない場所とは言えすごく汚い…
適当に組んだ時のままなので、いつかちゃんとした配電盤を買ってきて、綺麗にやり直そう(←これもやりそうもない)と思いつつ、ささっと配線しまして、

今日は出ないので無風でも許せる

通電を確認して完成。

ま、なんと言うか、テキトーな作業でしたね、今回は(今回も?)。
テンション落ちてたし、暑いし。

ちょっともう夏モードのお天気なので、エアコンでも導入しない限りは、涼しくなるまでキャビンでの作業は無理かな。

外を見ますと、

視程250mくらい

空は見えて来ましたが、対岸は見えない。
この後、1時間ちょっとかけて作業の片付けをした頃には、出航出来るレベルにはなりました。
さっき飛ばしたドローンのバッテリーが中途半端だったので、消化試合で飛ばしました。

オマケ映像ってヤツですな。

来週はお天気どうですかね。