【魚探の振動子】イカ寿命のアルミをステンレスに変えるドリル
「オルタネーターのVベルト切れと、クーラント漏れ問題はどうなったんだ?」と言うツッコミを華麗にスルーして、先にこちらを…
多くの種類イカの寿命は1年弱くらいなんですよ(7〜8年生きる種類のイカもいますが、その手の種類のイカはマイノリティです)。
私が好んで釣ったり、潜って見に行っている種類のイカなんかは6月くらいに卵から孵り、秋から冬にかけてどんどん大きくなって、翌年の5月くらいに産卵して寿命を迎えるわけですわ。
↑今年の5月に撮影した、産卵に来たイカ(2kgクラスの白イカ系アオリイカ)とその卵。
儚いものですなぁ、寿命が1年と言うのは。
産まれた瞬間から余命1年ですやん。
そしてウチのヨットの魚探の振動子、それを取り付けている継手もまた…
魚探を取り付けたのが昨年の9月。
ほぼ1年が経ちましたが、当初取り付けた時は…
そりゃ新品なのでピッカピカじゃないですか?
このスイミングラダーに振動子を取り付けている
アルミの継手。
1個500円くらいだったので、こりゃ安いわ!とホクホクしながら買い求め、ちょっと加工して取り付けたわけです。
そして半年後、
あ、これなんかダメなやつだ…
いや、取り付ける前から薄々「長くは保たないだろ…」とは思っていたのですが、自らを偽り、気づかない事にしていました。
毎回重点的に洗ったりとか、そんな無駄な足掻きも。
そして更に半年後の今、
表面のメッキが剥がれてきましたよー。
そして今、
クロトワ「腐ってやがる…」みたいな感じ?
BGMはムソルグスキーの「禿山の一夜(リムスキー版)」でお願いします。
千代の富士さんがご存命でしたら「体力の限界っ!」と言われていたでしょうな。
うむ、君は500円分の働きはした、ゆっくり休め。
と言うわけで、
「500円のアルミじゃ(やっぱり)ダメだ!ステンレスを探そう!」
ということになり色々通販サイトを回っていると、似たようなサイズ(25mmのパイプ用)のステンレス製部品がありましたので買い求めました。
素晴らしい製品じゃないですか。
X軸、Z軸の両方のパイプにセットスクリューで締め付けられるようになっているSUS製の継手です。
ほぼ言うことなし。
問題点は一点、とっても値段が高かった…
背に腹は変えられませんので買いましたけどね。
早速その役割を終えようとしている、元の継手を外してやりますよ。
っと、アーレンキーを回して外そうとするも、なんかこれはダメな感じ。
オイルを入れて、一回休ませまして…
回しましたが、グズグズになったアーレンボルトは回る前に崩れそうです。
もうやめ!一気に崩しにかかります。
ドリルでアーレンボルトの頭をやっつけっるぞー!
腐食してグズグズなので、あっという間にここまで。
そして…
スパーン!と抜けて外れましたよ。
君はもう休め(捨てるんだけど)。
完全に、電触が進んだ防触亜鉛みたいになってるな…
普段の戦場はコクピットデッキやキャビンですが、
今日はヨットの下。
この小さい部品を外すだけで、こんなにお店を広げてしまいました。
あれが足りない、こっちのツールが欲しいと、何度ヨットの下とキャビンを往復したか…
そして新しく買い求めた(高価な)継手を…
ちょっとポン付けではいかない部分もありつつ、軽く調整してバッチリ固定出来ましたよ。
これでイージス艦に並ぶ30ノット超の速度で帆走しても大丈夫(嘘)。