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【FFヒーター取付編06】ここに設置するッ!のと断熱バウムクーヘンの熱伝導率計算

FFヒーター取付編05はこちら

燃料タンクの中に部品を落としてしまう事件の時に、ヒーターユニットの設置場所を色々と考え写真をたくさん撮って来まして、色々と計測もして来ました。

結果、やっとFFヒーターの設置場所が決まりました。
トイレのこの部分に設置して

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そして排気パイプ等を

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この青矢印方向(スターン方向)に出して、スターボードサイドのハルから排気する予定です。 燃料タンクもスターボードサイドにあるので燃料のラインを引っ張ってくるのも苦はないし、タンクより若干ヒーターの位置が高いので、万が一燃料ラインが破損・破断してもサイフォン効果で軽油が漏出するなんて事も無いですし。

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このトイレの奥の壁に穴を開けて、排気パイプや燃料のライン、吸気パイプ、燃料ポンプへの配線を通します。
最終的にはこの青矢印周辺は板で完全に塞いで、排気漏れがあった時のキャビンへの吹き込み防止と防音の役目をさせようかと。
気がかりなのは、燃料タンクのベンチレーションホールもハルに出ていて、これは排気口と近いと軽油とは言え怖い気もするので、ベンチレーションは他の場所に移そうと思っています(ガンネルとか)。

あと、前回テストで動かしてみた時に、排気パイプが100度超だったので…

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ロックウールのパイプ断熱材を2m程買いました。 多分使うのは1.3m程でしょう。 上から見たらバウムクーヘンですわ。

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φ30のパイプにφ32の穴。
繊維状のロックウールの熱伝導率は調べたら0.038で、このカバーの半径は35mm、排気パイプの半径は15mm。 温度は高めに見積もって摂氏220度として(おそらく実際はそこまでじゃないはずだし、パイプとロックウールも密着してないから相当のマージンがあるはず)1mでざっくり62W弱くらい。普通に使う分には熱伝導率的にこれで十分行ける… はず…。 うろ覚えの熱伝導計算なんで怪しいけど…

あとはハルに出す排気口の断熱処理を考えたら、足りない部材をどんどん頼んで施工するだけです!

FFヒーター取り付け編07へ続く