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【燃料計編3】買ってしまって、それで買ったとケリがつくならさっさと買うに限る

燃料計編2はこちら

まぁ、これはマクベスの7場の「やってしまって、それでやったとけりがつくなら、さっさとやるに限る」の台詞(殺しちまおうぜ!的なとこ)なんですけどね、何にせよ勢いが大事!勢いが無いと進まないよ!と言う事でどんどん必要な部品を買い求めていきます。 たとえそれが失敗だったとしても…

燃料タンクの中からサルベージしたセンダーユニット(の欠片)ですが、当然もう燃料計のセンサーとしての役には立ちませんので新しい物を注文しました。
今は燃料計への給電にスイッチパネルから1つスイッチを専有させている配線になっているのですが(なぜ単独で?)、「燃料計を機械式にすればスイッチ1つ余るし、そのまま余ったスイッチをヒーターのマスタースイッチに出来るぞ!」と言う思いもあり、昔アメリカのマリンショップで見かけた機械式センダーユニット(と一体化された燃料計)を探し、アメリカのAmazonで80ドル売っているのを発見。
そう言えばアメリカのAmazonではこの間結構な額の本を何冊か買ったのでポイントか何かが50ドルくらい貯まってたはず… 実質30ドル+送料で買えるじゃん!うしし… 

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はいはい、アイテム(機械式燃料計)が80ドル37セント、ギフトの割引が49ドル。ふんふん、送料が89ドル99セント。
え?何が89ドルって???
なんと!80ドルのパーツを買うのに送料の方が高いです。
「あぶねー、もう少しでクリックする所だった…」
結局その後、ネットを彷徨い最終的に日本のマリンショップの通販で買いました。 ええ、勿論若干だけUSのAmazonより安く。

そう言えばセンダーユニットのパッキンも新品にしたいです(と言うかしないとダメです)。 ついでにセンダーユニットを止める5本のスクリューもコモン(マイナス)だからフィリップス(丸い方のプラス)に変えないと回すのがしんどいです。
セオリー通り汚れそうな場所で頭が上向きのスクリューは(汚れが溜まり腐食して頭を舐めないように)コモンにしてるんでしょうけども、個人的にはこの辺は綺麗に保つのでフィリップスに変えたいところです。
それで…

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おお!これはバッチリ欲しいセットじゃん! しかもセンダーユニットと同じお店! 一緒に頼むぞ!

そして約1週間、届いた箱を開けて…

まずはパッキンとスクリュー

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え?これコモンの、しかもスクリューじゃなくてボルトじゃん!
写真と全然違うじゃん! 
まぁ、いちいち返品する手間も面倒なのでそのまま使います… はぁ…

次にセンダーユニットです。

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バーン!
ん?あれ?

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お前はパッキンか?

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しかもお前、欲しかったフィリップスのスクリューじゃないか!
これは… パッキンを注文したのが完全に無駄になってしまいました。
そもそも商品画像が…

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こんな「俺は本体だけだよ。ガサツに油の染みた段ボールに入ったスパルタンな製品だぜ。」的な雰囲気プンプンだったので、まさかこんなポップなパッケージで色々入ってる製品とは思ってませんでした(日本の通販のサイトもこのスパルタンな感じの画像だった)。

予備部品として持っておくしか無いですね、返品面倒だし。
そしてセンダーユニット(と燃料計)ですが、

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思った通りの製品なんですが、一点だけ気になる事があります。
センダーユニットは5本のスクリューで固定されますが、スクリューの間隔は

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こんな感じになっていて、好きな向きで固定出来るわけではなく、固定出来る角度がガッツリ決まっています。
この知識はありますが、ウチのヨットのタンクではどの向きにセンダーユニットが入っていたのかわかりません。 変な向きだとフロートが壁に引っかかって動作しないですよね…

センダーユニットを注文する時にその事を一瞬考えたんですが、この製品は何か仕組みがあってフロートを好きな向きに変えられると思ってたんですよ。
実際、燃料計の左右にスクリューがあるので、それを外してみると…

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????
燃料計とセンダーユニットが繋がってない???え?燃料計の裏は???

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???
え?これ動くのか??

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「こいつ… 動くぞ…」
↑ガンダムファンお約束。

いや、びっくり。 これ磁石で計器を動かしてるのね。
フロートの上下をギア経由で針に伝えてるんだと思ってた。このシンプルさはすごい。

脇道に逸れましたが「ちゃんとフロートを正しい向きに取り付けられるのか?」問題は全く解決していません。 この製品はどこをどうしてもフロートの向きは変えられないようです。
もしかしてセンダーユニットの向き自体、「こっちの方にフロートね」と言うルールが世界的にあって全く問題無いのかもしれませんが、逆に全く使えないのかもしれません。 ヨットに行かないと確認できませんので、これは次回確認します。 ダメなら電気式の、今度は面倒だからフロートが邪魔にならないストレートタイプを買わないとなぁ…。

燃料計編4に続く