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【惰話】他所様のヨットに何を持って行くか

◼️台風来てるよ

本日はメアリーが来ています。
と言っても、ペットの小羊の飼い主である彼女の事ではなく(それはMaryさん)、台風8号の名前がメアリー(MEARI)なんですが。

ご存じのように10〜20年前くらいから(←ざっくり過ぎ)は、北西太平洋・南シナ海で発生した台風には、国際組織である台風委員会で、加盟各国が持ち寄った名前リストから順番に台風の名前(アジア名)を命名しておりまして、今回は北朝鮮のリストからMEARIと言う名前に。
MEARIと言うのはエコー?やまびこ?っぽい感じの意味らしいですな。
発音を確認するのに台風委員会の発音確認ページに行ったら、メアリーじゃなくて「ミーヤリ」みたいな感じの発音だったわけですが(しかもアクセントがにあった)、もうここまで書いちゃって修正するのも面倒だからメアリーのままで行きますわ。

台風の名前で思い出しましたが、確か去年?一昨年?にKOMPASUなる名前の台風が。
それを聞いた時に
「なんで英語で似たような発音のある単語にするのかねー?こんなややこしい名前を出してくるバカな国はどこだよ?」
と思ったら、何と日本だったと言うギャフンな事がありました。
いや、なんかKOMPASUって語尾を見た時点でうっすら予感はしてたんですが、まさかね… って気持ちを完全に裏切ってくれる国、それが日本(の気象庁)。
そもそも日本は台風名(アジア名)に星座の名前を出すんですよ。コンパス座なんてあるのかな?あったとしても外来語由来の星座名を候補に出すってどうなのよ。
それなら歴代の武将(シンゲンとかやばそうだし、ミツヒデとか予報を裏切る動きをしそう)とか、引退した政治家(ハマコーとかカクエイとか強そうだし、ルーピーはバカな動きしそう。あ、彼はまだご存命でしたな。)の名前をリストに出せばいいんじゃない?

と、台風の話を散々書きつつも、ヨット話に入らない(と言うか、書くことが無くて、何を書くか今考えてる)。
しかも台風接近にも関わらず、マリーナに行ってセイルを仕舞ったりマストを倒す気配も無いじゃないですか?つまりはあれです、仕事が忙しくてね…
世間はお盆休みに入ったり、例えお盆休みで無くとも今はガッツリ週末なのですが、私は仕事場ですわ。
ホームハーバーの風予報を確認しますと、風のヤマ場は19時の南西21m。
不幸中の幸いと言うか、沢山の他艇の陰になる形で大丈夫なんじゃ無いか…と願望にも似た予想を立てております。

◼️それはいいとして荷造りだ

ここまで忙しくしている事情の一つに、来週末の瀬戸内海クルージングがありまして、その名の通り瀬戸内海を、ウチの艇(Haber 660 Sloop)の兄貴分の艇(Haber 800 Sloop)で楽しもうと言う素晴らしい企画を、Haber800のオーナーさんから頂きました。
同じヨットビルダーのオーナーつながりに感謝ですな。
平日も含めて楽しむ予定なので、絶対に仕事の電話とかで楽しい時間を中断したく無いが故に、ガッツリ仕事をやり切っているわけですわ。

左は大きな大きな 800、右はウチのタイニーな660
目線の高さからして違うわ
ザ 本物 対 オモチャ

と言うわけで、来週のこの楽しい企画に備えて荷造りしますか… とゴソゴソするも、ところ変われば常識も変わるもの。
昔、イタリア人の女の子がキッチンの片付けをしてくれてたんですが、皿を戻すのも、カトラリーを戻すのもガチャガチャガチャガチャと、まさに投げるようにしている。
何か怒ってんのか?と聞いたら、ニコニコと鼻歌を歌いながら、「へ??なんで??」と。
もうなんて言うか、場所による文化の違いを感じた瞬間でしたな。
そしてヨットも同じ。
例えば(勿論飲む方の)アルコールの扱い一つ取っても、オーナーや艇、艇長、チーム、クラブが変われば常識も変わりますので、セイリング中に飲む人もいれば、夜まで厳禁派、目的地に着けばOK派、稀にはセイリング中に呑まれるまで飲むお方まで色々(私は目的地まで我慢し、現地で大きく呑まれる派)。
そんな事を考えると

普段いヨットに置きっぱなしにしている物を持って帰って来た

はて?他の方のヨットに乗る時は、何がどこまで必要なんだろう??と、しばし悩む次第です。

◼️アパレル・リネン類

まずは着替えやタオル等のリネン類。
うむ、これは絶対貸してくれないよね。借りたくも無いし。
今回はセイリング中の服(帽子やグローブも)、あと今回ヨット泊なので、シャワー(停泊先にあり)後に翌朝まで着る服。
雨具もか…
ああ、今どきは予備のマスクも何枚か要りますね!マスクマスク!

◼️寝具

ヨットは夏でも冬支度長袖も持って行けよ!、今回はマイナス30度対応のシュラフ寝袋を持って行きます(嘘)。
とは言っても、やはり最低限の寝具は必要でしょうな。
シュラフカバーだけ持っていけば、薄いタオルケットと敷物シーツの役割を果たすからいいですよね?
今回ゲストをお一人紹介してお連れするので、そのゲスト様分も1つ。
と言う感じ?
枕は着替えとかで代用。

シュラフカバー2つ
コンパクトで便利

◼️アイウェア

私は視力2.0なんですが、若い頃から遠視でして、更に加齢と共に酷くなり…
通常用の遠視眼鏡と、スマホやタブレットを見るための手元眼鏡老眼鏡が必要な始末(5m以上先なら裸眼でよく見える)。
更に、サングラスをしないと目が死んじゃうので、サングラスも。
その予備も… となってくると、「お前は眼鏡屋かよ?」状態になってしまうので、今回は調光レンズの遠視眼鏡でサングラスを兼ねさせて、その予備と、手元眼鏡×2と言う感じで。
つまり、かけていく眼鏡に、手持ちは予備眼鏡×1+手元眼鏡×2ですな。
普段はヨットには逆光用サングラス(度付)、順光用サングラス(度付)、夕方や夜に使うデコットのサングラス(度付)に加え、拡大鏡ハズキに眼鏡を4つも積んでますから、8個を4個に絞った自分偉い!

◼️洗面洗顔具

普通に洗面用具(歯ブラシ歯磨き粉)に日焼け止めがあれば大丈夫?
シーブリーズ塗ると涼しいやつも持って行きたいところですが、邪魔になるしなぁ… 液体は機内持ち込みの問題もあるし却下。

休み明けに真っ黒になって出社→冷ややかな視線を浴びる防止のための日焼け止め

◼️デジタルデバイス関連

これはねぇ、どこまで持って行く?ってくらい色々あって取捨に悩む。
パソコンはやめよう、仕事をなるべく避ける意味で。

  • iPad(中にチャート入ってるし、仕事の対応あるし)

  • iPadのケーブル

  • iPhone(これが無いと死ぬ)

  • iPhoneのケーブル

  • USB充電器(コンセント1つから6個くらい充電出来るやつ)

  • モバイルバッテリー(ヨットに陸電はあるものの、コンセントの口数とか状況が不明だから)

  • GoPro(やっぱり何か撮りたい)

  • GoProのUSBケーブル

  • セルフィスティック(GoProに使う)

  • GPSロガー(iPhoneでいいだろ?と思うも、多分電池が保たないし、ログデータは欲しいから)

最近のGPSロガーは小さいし便利になった

◼️小道具・ちょっとした物

  • 塩飴(夏に必須!)

  • 防水バッグ(着た服を入れたりとか、何かと旅には欠かせない)

  • ライフジャケット(普段は桜マーク無のフル装備外国製スプレーフード付外洋用ベスト型にハーネスラインを付けて使ってますが、今回は遊漁船に乗る時に使う桜マークベルト型のを。桜マーク無いから、艇長に迷惑お掛けする可能性ありますからね)

年に何回も使わないベルト型

◼️ヨットで留守番してもらう物

普段ヨットに積んでいて使用頻度も高い、でも今回はヨットに残して行く物。

  • セイリングナイフ(飛行機の手荷物に刃物は面倒)

  • 水筒(冷蔵庫あるって!豪華!)

  • THETA(360度カメラ) 

  • PoweShotZOOM(望遠カメラ、双眼鏡代わりに使う)

  • inReach Mini(衛星通信デバイス 複数人で乗るし、いらないだろ)

  • クーラーボックス(くどいですが、冷蔵庫あるって!)

  • 扇風機(持って行けないわ)

  • ヒコーキ(曳き釣り道具、持って行きたいが邪魔)

  • 釣り道具(釣りは我慢しろ)

  • 泊地でぶら下げておくと朝にはタコや魚が採れてる魚採網ワナ(荷物になるわ!)

  • PLB(携帯用位置指示無線標識)

  • スキットル(液体の機内持ち込みは…)

*トローリングや漁具を使った魚採りダメ!

今回お留守番のカメラ群
響の21年がいつも入ってる

こんな感じ?

私は、ほぼ自分のヨットしか乗りませんし、クルーやゲストで他艇に乗艇する時も、デイ・レースか、ちょっとそこまでセイリングばかりですから、タオル1本、ライフジャケット一着みたいな感じなので、他艇での泊まりセイリングの押さえどころが今ひとつピンと来ませんな…

備えあれば憂い無し的に、色々とバッグに詰め込んでいけばいいんですが、ヨットのキャビンとて有限のスペース。
それに、現地に行くまでの飛行機やら何やら、あまり大きい荷物は面倒です。
こんな感じでいいでしょうか?

そして、荷物を一箇所に集めてみると結構なボリュームに。
これは… 宅配便でマリーナに送った方が楽なのでは?って気がして来ました。
送るなら、お酒とか液体も持っていけるな。

液体が持って行けるなら、海の漢のラム酒、クラーケンも持っていけるぞ!

海のアルコールと言えば、やはりラム。
18世紀の英国の水兵なんかは、グログ(ラムの水割り)が無いと何もしないなんて話も。
帆船好きな私としては、例えヨットであってもビールじゃなくてグログを飲みたいもんですなぁ。

そんな感じの週末です。