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【蜘蛛の駆除】犍陀多(カンダタ)より悪徳な私の蜘蛛の殺戮(ヨットの話です)

蜘蛛を踏むのを思い留まった犍陀多は釈迦の温情により蜘蛛の糸を垂らしてもらい、地獄から逃れる道が与えられました(結果はどうあれ)。
いやね、放火や殺人までする極悪盗っ人なのに救済の糸が差し出されるってえらくお釈迦様は寛容だなと思ってたわけですよ、先日までは。
その先日ですがヨットを海に出した折に蜘蛛の子を散らすが如く(実際蜘蛛なんだけど)、蜘蛛の親と思しきグループがティラー、スターン周りにチョロチョロ出現するんですよ。
元来私はそんなに蜘蛛は嫌いでは無く、むしろ邪魔な虫を食べてくれる益虫的な位置付けに彼ら彼女らをカテゴライズしてたわけですが、あまりにも多い!邪魔!挙句私のおにぎりを蹂躙していくわけで、「よくもまぁこんな邪魔な蜘蛛を踏むのをやめたな、あの犍陀多は。 そりゃあ許されるわけだよ。」と、蜘蛛に対する意見をガラリと変えた次第です。
落語だとこんな感じの枕でしょうがこれは私のヨットの記録、ちょっと前置きが長かったですが蜘蛛殺しの話を一席。

そんなわけで、今まで「虫を食べてくれるのだから」と寛容に許して来たジブファラー周りやスターンのラダーユニット周り、ティラー周り等に張った蜘蛛の巣を全てなぎ払い。そして…

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クモ用ハンター 蜘蛛の巣 防止スプレー の登場ですわ!
これでハルを…

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おっと、早速スプレー前にもかかわらずチョロチョロしてますわ。

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とにかく、奴らの立ち回り先を全て封じてやりました。
ハル周りからジブファラー周り、アンカーウェルの中まで念入りにスプレーしたので、もうこれで私はお釈迦様から救済される事はないな…
実際このスプレーがどの程度効果があるものかわかりませんが、(蜘蛛だけに)苦悶しながら這いずり出てきて息絶えた奴らが10匹はいたので、抑止効果はどうあれ多少なりとも殺虫効果はありそうです。
来週、来月はどうなっているか… とにかく私の死後は地獄に堕ちない事だけは願うばかりです。
釈迦は蜘蛛殺しの私に手を差し伸べてくれませんからね。

あとは最近は煩悩に任せて、

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前のライフジャケットは3年使った後に点検に出し、その後2年が経ちましたので引退させて新しいのを買いました。
前のはPlastimoのPilotシリーズ、今度のは同じPlastimoですがSL180です。
ハーネスリングがステンレスからダイニーマ(繊維)になり、これからガチャガチャ言わないのと、首の後ろの部分がすごくソフトになったのが嬉しい。
古いやつは今度天気の良い時にヨットを出し、海に飛び込んで膨張させてから廃棄予定(5年に1度の楽しみですな)。
この新しいライフジャケットが実際に開く事がありませんように。

他には、

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セイリンググロープを買ったり(ヨット用では無くモンベルのただのフィンガーレスグロープです)。

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同じくモンベルのクラッシャブル アンブレロと言う、メコン川の漁師みたいな傘ライクな帽子を買ったり(家人の評判は散々だが気にしない)。

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海と言えば帆船、帆船と言えば大航海時代の水兵に支給されていたグログ(ラムの水割り)。 このクラーケンと言う、いかにも帆船にぴったりな名前(北欧神話に出て来るあの巨大なイカとかタコの化け物ね)のラムを買ったりと、浪費を重ねています。