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【バッテリーセパレーター02】給油口が壊れたせいでバッテリーセパレーターの取り付け

↑からの続き

◼️壊れた給油口

先日から取り付けを待っているバッテリーセパレーターですが、取り付け作業が嫌で、マリーナに出向いてもついついヨットを海に浮かべがちな今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。

さて、本日もマリーナに来ましたが悪くない天気ですので、バッテリーセパレーターは見ない事にして燃料でも入れてヨットを海に浮かべますか…

さーて、フューエルリッド燃料給油口を開け…

バキッ

!?!?

あ…

いやぁ、びっくりすると人間動けなくなるってホントですね…

TikTok風

いやね、ハンドバイスプライヤーとかを噛ませて無理矢理開ければ、どうにかこうにか開けられる気はします。
が、

背景は今から入れようとした燃料

ハンドバイスプライヤーを手に取るところまではしましたが、開ける自信はあっても、しっかりと閉められる気がしません。
夜から雨が降る予報なので、燃料タンクへの雨水うすい混入は避けたいところ。

燃料タンク上部のセンダーユニットを外し、そこから燃料を注ぐと言う方法もありますが、
「別に良い風が吹いてる訳でもなし、そこまでしてヨットに乗りたいか?むしろやる事が溜まってるんじゃないのか?」
と言う至極当然の呟きが脳内から聞こえます。

確かに海に浮かべる事に耽溺してたら、艤装類の信頼性(≒安全性)も損なわれていきますからねー、それを知らせてくれたのかもしれません。
草履の鼻緒が切れて「あの人に何か…」的な感じ?
いや、鼻緒は応急処置出来るけど、フューエルリッドは交換しなきゃダメじゃん。

◼️上がらぬテンション

仕方ない、今日は懸案だったバッテリーセパレーターを取り付けて(←懸案を残したままヨットなんか出すなって話だけど)、時間が余ったら壊れたフューエルリッド燃料給油口を取り替えよう。
そもそもこのアッセンブリー部品群は、

転んだが、杖はあるパターン

予備を買ってますし。

と言うわけで、まずはバッテリーセパレーターユニットの取り付けをしますわ。
この作業はテンションが上がらない… と言うか気が重い。

まずこれって、アジュバントアクセサリー補助的補機類じゃないですか?ぶっちゃけ無くてもとりあえずなら困らない。

そして作業場所、それが…

かなり難易度高い…

こんな奥の方なんですよね。
30ftクラスのヨットならロッカーに直接入って作業出来ますが、22ftと言う小舟みたいなウチのヨットでロッカーの中に入れるのは、ミラノで煙突掃除をさせられていた子供くらいですわ。
もう黒い兄弟に頼んじゃう?(←黒い兄弟は名作よね)

そんな児童福祉法を犯すわけにもいかないので、自分でやるしかないですわな…

◼️作業開始

じっと見ているだけでは何も進みませんので、渋々作業を開始。

何かと便利な養生マット

とりあえず寝そべりながら手を突っ込んでの作業になるので、養生マットを敷きます…

最初にセパレーターの取り付け場所の決定。
取り付けたい場所には、新艇の時に日本で艤装されたと思われるソーラーパネルからの充電コントローラーと陸電のブレーカーがあった場所(古くて邪魔だったので購入時に撤去・移設)に、台座的な物が貼り付けてありまして、それを外す試みを…

しましたが、無理でした。
そもそも頭を入れると手が届かないから、手だけ突っ込んで想像で作業するって事に無理がありますわ。
30分以上格闘して、諦め!
この台座が干渉しない別の場所に取り付ける事にしますわ。

より手が届かない位置だけど仕方ない

高い位置に取り付けたかったのに、残念ながらここしか無理そう。
クリアフォルダを切り出して作った穴開けテンプレートを養生テープで貼り付けました。
これね!「貼り付けました」って7文字で書いてますけどね、手だけ突っ込んで見ないでやってますからね!メチャクチャ大変でしたよ、水平も出ないし。

そして穴開け。

20年使ったRYOBIのドリルをHiKOKIに変えたばかり

細いビットで下穴を開けて、続いて太いビットで

3ヶ所だけは、なんとか穴を開けました。
左下の穴は、どうやっても手が届かず諦めた… 3本のボルトで固定しますわ。

開けた穴にこのセルフタッピングインサートを入れます。
セルフタッピングスクリュー木ねじ嫌いな私は、木部に何か固定したい時はインサートや鬼目ナットを使います。
しかし、これも目で見て作業出来ないので手探りで…

作業しましたが、下の穴はどうやっても入らず諦めました。
1時間以上トライしたんですけどね…
せめて六角レンチで突っ込むタイプのインサート(鬼目ナット)なら、あるいは出来たかも。

もう上の2ヶ所だけでいいや(←投げやり)。

そんなわけで、ローレットボルト2本(だけ)で固定。
しかしここはローレットボルトにして正解。
ナイス私の判断!
これ普通のボルトなら、レンチを突っ込んで再び長時間格闘するところだったよ。

色々と妥協の産物

取り付け後、バッテリーからの配線をプツ、プツ、プツ(Main、Aux、Gndの3本ね)と挿して完了。
ふー。
いや、もうこれ以上何かこの場所で追加の作業するの無理だわ、無理な姿勢が続き過ぎて体が痛い。

だって、この場所ですよ?

いや、よくやった自分!偉い!
心が折れて、「ユニットを手近なところに設置すれば?」と言うセルフ甘言を、よく断ち切った!

設置完了!

実際のところ動作確認用のLEDがあるわけでもなく、このバッテリーセパレーターがちゃんと動いてるのか今現在わかりませんが(テスター使って調べる気力も無い)、まぁ多分動いてるんでしょう。
次回海に出た時に色々計測してみますわ。

これにてバッテリーセパレーター、(多分)一件落着!

◼️燃料給油口の交換(備えはあったが憂う事になる)

さーて、次はフューエルリッドの交換だ!
予備はどこへやったかな?
えーっと…

1時間半後…

無い?どこ??
ウチのヨットって60ftくらいのカタマランで、広大な収納スペースがあるんだっけ?(注:ウチのは22ftのモノハルです)

そもそもね、私は近々で交換しようと思ってる部品袋と言うのを作ってまして

色々やらないといけない事があるな…

そこに無いんですよね。

あっちをゴソゴソ、こっちをゴソゴソしても見つからず。
諦めて家に帰りました。

帰宅後、

家にありましたわ…

くっそーーー!!

次回はこのフューエルリッドの取り付けをします。