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【給油口交換】【インペラー交換】志半ばで気持ちが折れた蓋交換

◼️先週のお話

給油しようと思ったら

こう言うのはTikTok風がわかりやすい

ハンドルが折れて給油口が開かないと言うトラブルがあったのが、

↑この先週の話ですな。

ふふふ、給油口は予備部品として持ってるわ!
転ばぬ先のなんとか!

と思ってヨット中を探すも見つからず。
どこ行った?
諦めて家に帰ったら、家に置いてたと言うオチまでが前回。

◼️さて、今日は?

今日は仕切り直し!家にあった新品給油口を持って来ましたよ。

通販でスペインから買った、今使っているのと全く同じ(と思われる)やつ

ピッカピカですよ!ふふふ。

しかし懸念が。
先週は給油口を壊した代わりに、狭いロッカーの奥の奥の、さらに奥の方にバッテリーセパレーターユニットの取り付けをしたじゃないですか?
あの苦労した記憶トラウマが色濃く残っているうちに再び

今度はさらに、見えもしないこんな場所にある給油口を取り外さないといけません。
4本のスクリューを外せばいける?

ですよねー

いや、全く行けませんわ。
ホースバンドがどうやってもこの穴には通りません(予感はあった)。

スマホを突っ込んで写真を撮ってみますと…

ホースバンドが2本も…

んー…

っていうか、その奥にボルトが4本突き出ていますが、あれはジブファーリングラインのシートストッパー。
もしやあれって、FRP直にワッシャーか?ステンレス板とか木の板とか噛ませてないのか?給油口もタッピングビスで直FRPだし、大丈夫?

ま、それは将来心配する事だわ!目先はこの取り外し!
指でホースバンドを触れる事すら出来ません。
もう一回整理すると、

抜くだけでもどうにかならんか…?

↑こう言う事ね。

一応考えた事

横の物入れを取り外して、そこから作業する。

一番現実的かと思ったら、隔壁があってダメだった

壁に手の入る穴を開けて、そこから作業する。
作業後はインスペクションハッチを付けるか、FRPで塞ぐ。

めんどくさいし、やっぱり穴はね…

給油口周辺を大きく切り欠いて作業する。
作業後はSUSステンレスの縞板みたいな丈夫やつで新しい天面を作る。

さらに大掛かり…

え?給油口本体はそのままで、蓋部分だけ交換しちゃえばいいじゃん?

「逃げ」または「悪魔の囁き」

とりあえず何の準備も無く出来る事は最後の「蓋だけ交換」しかありませんので、今日だけはその方向で。
今後の事はまた考えよう。
我が家の家訓は「明日できる事は今日するな!」ですからね。

蓋(だけ)を取り替えるためには、当然蓋を外す必要があります。
その蓋が外せないから交換するんだって!と堂々巡りな感も否めませんが…
なんとか外すしか無いですな(大袈裟に言ってるわけではなく、どうしても給油口周辺には水が溜まると言う明らかな設計ミスのため、すんごい強く締めているんですわ)。
やはり困った時のハンドバイスプライヤかな。

折れたハンドルをハンドバイスプライヤで一体化させつないで、棒を突っ込んで少し動いてはバイスが外れちゃっての繰り返し… ようやく開きました。

外れた蓋は給油口本体とワイヤーで接続されていますので、まずはワイヤーを外しますが、このワイヤーは絶えずタンクの中へ引っ張ろう引っ張ろうとしていますので、まずはワイヤーを雑索ヒモで縛ってやって…

蓋を取り…

ふふふ、逃げられまい

新しい蓋を取り付けて完成。

いや完成っていうか、こんなの完成じゃないわ!とりあえず使えるようにしただけ。

パッチワーク感がすごい

オーナー以外は気にならないのでしょうが、私の目から見ると

もうこんなイメージですわ。
早くなんとかしないと…

とりあえずこれで

ガソリン用タンクに軽油を入れてはいけません

給油は出来るようになったので、予備に持ってる燃料を給油。
来週は海に出れますな。

◼️インペラー交換

続いて今日は、年に1回のインペラー交換。
昨年はエンジンを降ろし、整備工場でオーバーホールしてもらった際に交換を依頼したので自分ではやっていません。

部品を注文しますと、

ま、いつものセットが届きますわな。
インペラー、スクリュー、Oリング、グリセリン。
相変わらず部品毎に製造国がドイツ、イタリア、オランダと国際色豊かなキット。

作業前にスターターを回してクランキングし、ウォーターポンプの中を空に。
良い子は真似してはいけませんが、これでポンプを開けても水がジャバっと落ちてくる事は無いですからねー。

では、LEDランタンを置いて作業開始しますか。

6本のスクリューを外して…

インペラー御開帳。

ご本尊インペラーをロングノーズプライヤで引っこ抜いてやります。

さっき外したカバーですが、

裏側(ポンプ内部側)はダメな感じになっているので…

綺麗にしてやります。

縦横とかにやっちゃダメよ、円周運動で磨こう!

ポンプ本体には新しいOリングを

はめてやって。
グリセリンでベタベタにした新しいインペラーを

オイルは忌避なので注意

入れてやります(順番逆だったな)。
そして新しいスクリューで

蓋を…

スクリューは対角にあるやつを少しずつ均等に絞めよう!

固定すれば完成。

1年間よく頑張った

外した古いインペラー、Oリング、スクリューは、

来年のインペラー交換まで、予備部品としてその辺に放置。

さて試運転を20分ほど。

特に水漏れもなく、大丈夫ですね。

来週はそこそこの風が吹いて、セイリングが楽しめるといいなー。