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【惰話】マリーナに行ってないから書くことが無い

冒頭の写真の黄色い船は、八丈島は底土そこど港に着岸した東海汽船の橘丸たちばなまる
八丈島では毎朝のお馴染みの風景で、タグなぞ使わず(そもそも伊豆諸島のどこにもタグなんか無いけど)、アジマススラスターと2基のバウスラスターで見事に着岸。
毎晩22時過ぎに竹芝を出港し、三宅島、御蔵島を経由し、朝の9時前後に八丈島に到着して再び折り返すと言う、三宅島、御蔵島、八丈島のライフラインになっております。
荒天で数日間欠航が続きますと、八丈島のスーパーあさぬまから、パンや納豆、その他生鮮品が消え失せ、家にはAmazonが届かないと言う感じになりますからね、本当にありがたい事ですよ。

私も年に何度か八丈島に潜りに行きますので、ダイビングのスケジュールによっては、飛行機の時間になってもダイビングコンピューター(ダイビングの時に身につけている、減圧症を防止するためのデバイス)を見ると、

こんな感じで、「飛行機乗ったらダメ!」と出てますので、ハナから飛行機に乗るのは諦めておりまして、行きこそは飛行機利用な事が多いですが、帰りはこの橘丸(や、配船の関係でさるびあ丸)に乗ります。

この橘丸(や、さるびあ丸も)、20ノット弱で走りますが、そこは波の高い外洋とあって、10ノットを超えると、フィンスタビライザーという、横向きの翼を水中に出し、(多分)レーザージャイロとかで姿勢を感知し、舵面をコンピューター制御する事でローリングを抑えます。
さしずめ横向きのセンターボードですが、センターボードが受動的パッシヴな安定板なのに対して、舵面をコントロールする事で能動的アクティブに姿勢をコントロールしようと言う、とってもお利口さんな翼です。
全長120m弱のこの船の、ほぼ中央部分(重心位置付近なのかね?)から生える、下反角のついた

東海汽船のサイトから拝借した写真

このフィン、ヨットに乗る人はなんとなく気になりませんかね?私だけ?

朝に八丈島を発ち、夕刻に竹芝に到着するまでの約10時間、こんな

私のベッドはどこかなー?(いつも下をリクエスト)
定位置の一番奥
そしてロッカーには水とお酒とおつまみを入れる

寝ぐらでゴロゴロしてるのももったいないので、デッキに出て御蔵島周辺ではイルカやクジラを探したり…

御蔵島では結構イルカ見ますよね

ぴょんぴょん飛んでいくトビウオを眺めたり、シューっと飛んでいくイカを探したりして過ごすわけですが、光や波の具合が良い時にフィンスタビライザーのあたりを眺めていると・・

こんな感じで、うっすらとフィンの面影おもかげが見えたりして(すっごい良く見える時もある)、「ほうほう、頑張ってるな!」なんて気になるわけです。

最近ドック入りしてぴかぴかになった「さるびあ丸」の方は、このフィンの上面に、飛行機のウイングレットの内側よろしく、ハートマークが描かれたとか。
配船と私のタイミングが合わず、なかなかさるびあ丸に乗る機会はありませんが、次回さるびあ丸に乗る際は、じっくりと眺めたい物です。

あれ?何かヨットと全然関係ないじゃないかって?
ええ、だって3週間程ヨットに行っていませんので…

ささ、そんな事よりも、八丈島で撮影してきた、アオリイカの産卵でもどうぞご覧ください。

しかし、今週末こそマリーナに行きたいんですが、天気予報は雨なんですよねぇ…

ヨット出せないと書くことが無くて、知床の例の事故でグチグチ言ってるヨッティについてグチグチ言って(←ややこしい?)、一悶着とか起こしたくありませんので、どうかお天気になりますように。