【キャビンの壁補修】漆喰(と言うか珪藻土)を塗る?盛る?
マリーナへの道中でパーキングエリアに車を停め、ふと前の車を見ると
お!North Sailsと小網代のステッカー貼ってる。
ま、それだけの事なんですけどね。
と言う話は置いといて、今日は壁塗りです。r
マリーナを移ったらヨットの向きが変わりました。
向きと言うのは、置かれている方向ね。
頭が西向きゃ尾は東… みたいな。
これまでウチのヨットはバウを南に向けて置かれておりまして、主にスターボードサイドに陽が当たっていたのですが、今は北を向いてポートサイドが日当たり良好です。
いや、これは向きだけでなく左右に置かれているボートの大きさや距離なんかも関係していますが。
そのせいか… いや、間違いなくそのせいなんですけども、キャビンのポートサイドの壁に貼られていたクロスが
こんな感じで剥がれてきました(前のマリーナではスターボードサイドのバウ側が剥がれた)。
前に乗っていた90年代後半製のベネトウでも同様の症状に悩まされましたなー。
FRPの地肌にベトベトしたスポンジが貼られ、そこにクロスが貼ってあります。
この糊を染み込ませたようなスポンジが曲者、劣化してポロポロと剥がれ、あらゆるところに出現して来るんですわ。
あらゆるところとは、バウバースやトイレみたいなヨットの中限定では無く、車のトランクや80km離れた自宅のデスクの引き出しの中みたいなワールドワイド(←言い過ぎ)な感じですよ!!
まるでエーテルのようなユビキタスな存在ですわ…
まずいな、早々に脱線気味だ。
ま、とにかく見た目も悪いしポロポロスポンジは非常にダメな存在ですので、この壁の内装を直します。
当初は0.3〜1mm厚くらいのシート状に加工された木を貼って…と思っていたのですが、枚数分の在庫がないとか値段がべらぼうに高い、とか納期が2ヶ月かかるとか、色々なメーカーや商社、通販サイトに言われて気持ちが萎えて…
KEI SOU DOと言う珪藻土的な漆喰的な何かを購入。
ほら、湿気を取るとかいうし、ダメ?
漆喰系での壁塗りは前から考えていたのですが、「割れとか剥がれとか、耐衝撃性はどうなのかな?」と思って今まで手を出していませんでした。
ところが数年前にKeroyon1123さんがキャビンの天井に漆喰を施工、その後小笠原諸島往復クルージング等をこなしつつも剥がれたとかヒビが入ったとかは聞きませんので、じゃあそろそろ私もやってみるか… と言うわけです。
まずは
このクロスと劣化したベトベトスポンジを剥がしますが、スポンジが飛んでも大丈夫なようにマスキングします。
転がっていたビニールシート付きテープを
こんな感じで貼って…
更にゴミ袋(を切ったやつ)を継いで延長。
テーブルは取り外し式になっているのですが、それを外すどころか上に置いている物すら片付けないズボラ作業。
よし、剥がすか!
どんどん剥がしていきますよーー。
軍手がこんな感じになる頃には…
なんとか全部剥がせました。
ふーー
この後、アルコールで珪藻土を塗る部分をしっかり拭いてやり、アルコールが乾いたら
(買ったばかりの)盛板登場。
盛板ってなんて読むんだろ?もりいた?
(一緒に買った)左官ごても登場。
そしておもむろに
珪藻土を盛板に取り分け(てる写真はありませんが)、壁に塗っていきます。
最初は上の写真のように、雑でランダムな感じが興趣があってカッコいい!と、ベタベタと置くように塗っていました。
しかしこれ、突起状になった部分が乾いた後でポロポロ取れないか?と急に心配になり、
ちょっと平らな感じで仕上げてみました。
こんな素人の日曜大工レベルの出来で良いなら、意外と誰でもどうにでもなりそう。
恐らくYouTubeとかウェブサイトを探せば左官のやり方解説や動画とかがあるんでしょうが、「結局のところ、塗れればいいんだろ?」と言う舐めた態度。
事前に何も見ませんでしたので、何か大きく間違っている可能性もあるかも。
そして江戸前っぽく青海波模様とかも最初は考えてましたが、いざヨットに来ると、思ったよりこの施工場所が狭くて、そんな余裕無かった…
施工面積はざっくり90㎠くらい?使った珪藻土は2kg強。
多分ですが、使い過ぎな気がします。
さて、施行中の写真が無いのはご想像の通りで、両手が塞がっている上に、手が色々汚かったから。
カメラ置いてタイムラプスの写真撮影か動画撮っておけばよかったな。
あと、何の説明も読まずに取り掛かったので、施行中に
「これってどれくらいで乾燥するんだ??」
と言う疑問が。
来週には乾いてる??
それすら、作業が終わった今になっても調べていないと言う…
さて、来週行った時にどうなってますかね?