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五月に行っても暑かった日本。

トップの写真は、FacebookでみたJAPAN - 日本の画像。

30年前にニューヨークに上陸したとき、喉が乾いて仕方がなかった。体に異常をきたしたんじゃないかと思うくらい喉が乾いて水ばっかり飲んでいた。日本とくらべて乾燥しているんだと、気づいた。

それから30年がたって、私の身体はアメリカの乾燥に慣れていった。東海岸は蒸し暑いと言われているが、そりゃ西海岸と比べればという次元であって、日本はもっと蒸し暑いというと、皆、目を剥いた。

ムスコを連れて、コロナ禍前の真夏の日本に帰ったとき、ジーンズを履いている人がたくさんいて、絶句した。私にはあの暑さでジーンズなんて絶対ムリだ。足が納豆になる。太ももに汗もができるだろう。

さて。去年の秋、残暑を避けて十月中旬から22泊で日本に帰ったとき、暑かった。半袖を買おうと思っても、もうお店は秋冬物に移行しているはずと判断して、念のため持っていった半袖が大活躍した。

今回は、五月中旬から26泊。4都市。やっぱり暑かった。この季節は重ね着、重ね着、と友達に言われて、デニムや厚手の綿のジャケットを持っていったけれど、一枚羽織るとしても薄いカーディガンで済んだ。一緒にいる友達は重ね着しているのに、私はといえばノースリーブである。「暑い、暑い」と会う人会う人に言って、「まるで子供のような代謝」と笑われた。

暑いからといって水分を取りすぎると、トイレが近くなる。でも、日本でトイレを探すのは面倒じゃない。親切な表示がアチコチにある。妊娠していたときや、子供が小さいときに、トイレがどこにあるかを常に探していた経験が役に立った。

白人観光客は、皆半袖半ズボンだったから、ほらやっぱりと思う。暑いんだよ、非日本人には!耐久性が違うらしい。身体というのはその環境に順応するのだなぁと感慨深い。ブラボー、人間の身体。

夏は絶対にだめ。春と秋ならいい季節!と思って決めたのに、まだ暑いとは。あとは冬しかないではないか。

が。次回はまた10月初旬から30泊と決まっている。5都市。また国内線と新幹線を駆使する。飛行機の窓から日本の国土と海岸線が見えるのは、とても楽しい。

まさに地図のとおり。

「あの形は、能登半島!」
「あそこは松江に違いない!」
「おぉ!高杉晋作が奇兵隊を指揮した馬関戦争はあそこで!」

と、代謝もそうだけど、子供のようにはしゃいでしまう。

暑い暑いと言い続けたら、絶対に9月中は来るなと言われたのだが、11月半ばには感謝祭があるからアメリカに戻らなければならないので、またギリギリ10月初旬からの訪日になる。

ここで考えるのは、やはり気候変動(=Climate Change)の問題。モルジブやマーシャル諸島が海抜の上昇によって水面下に沈んでしまう可能性があることはご存知の人も多いだろう。気候変動の原因の8割以上は先進国の8割が放出する二酸化炭素が原因だというのに、その被害を被るのがそういう国々ではないという皮肉。だから、沈まないような対策にかかる費用は先進国が負担すべきという主張。当然である。

ところが。最近「沈まない可能性」が研究者から発表された。ほっとすると同時に、こういう話を悪用する輩が必ず出てくるだろうという確信に満ちたものも感じる。

自分たちには関係ない、と思わないように。将来の世代に影響する問題なのだから。

ということで。考えているのは、クリスマスと新年が終わって、4月にムスメの誕生日にオハイオに会いに行く前の、2−3月。笑。税金納めるのも支障なし。観光客もそんなに多くないだろうし。

ただ、冬に旅行することの問題は、着るものが増えるという点。さて。





ただただ好きで書いています。書いてお金をもらうようになったら、純粋に好きで書くのとは違ってくるのでしょうか。