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郵便局でのできごと。これもまた他人との会話。

数週間前に郵便局に行った時、なんか見覚えのある年配の男性が窓口で私の対応をした。

Do I know you? I remember you somewhere. 

と言わなくてもいいことを口にする。なにせ家の外に出るのが週に一度あるかないかの毎日を送っているので、会話に飢えている。

隣町の郵便局にいなかった?
Nope. That's Jerry. I've been here for 30 years. 
彼の兄弟とかじゃなくて?
Nope
Really?! 
Yes. と笑っている。

うーん。でも絶対に見覚えがある。どこでだろう。

家に帰ってきてからも考え続ける。いろいろ忘れっぽくなっているとはいえ、絶対にあの人はどこかで会ったことがある。

その数日後。思い出した!

そうだよ、あの郵便局にいたけど窓口じゃなくて、裏にある不在届荷物の預かり所にいたんだ!

不在届をもって郵便局とは別の建物にいく。呼び鈴を鳴らすと、彼が小窓から顔を出した。そして、荷物を探してもってきてくれる。その彼だった。


それから、1ヶ月くらいして。

ムスメがパーティで履くヒールを送ってくれ(送るのが面倒だったらコッチで買う)というので、ムスメの指示に従いクローゼットをひっくり返してヒールを見つけ、荷造りして郵便局にもっていった。

並んでいると、例の彼がまた窓口にいる。彼にあたるといいなぁと思うけれど、忘れてるかもしれないし、とも思う。

彼の隣の窓口の若い子に呼ばれる。やりとりをして支払うところまできたら、

"Hi Ms, how are you?" と、彼がまだ接客中なのに声をかけてきた。

大喜び、の私。

"I REMEMBERED YOU!! You were in the back building!!"
"Yes, I told you I've been here for 30 years."
"OMG, I figured it out and finally slept well at night." 
(思い出して、やっと夜ぐっすり眠れたのよ)

彼は接客中の人と顔を見合わせて笑い、私の担当の若い子もニッコリした。

"All right, then. See you soon again!"

にこやかに手を振って、私はその場を立ち去った。局内にいた数人の視線など考えもしなかった。きっとみんな微笑んでいたはず。


ただただ好きで書いています。書いてお金をもらうようになったら、純粋に好きで書くのとは違ってくるのでしょうか。