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昭和の北海道で コミックエッセイ【500円札でお買い物】& 文【春はガーデンの季節】


50年以上前の北海道。
500円はコインではなくお札でした。今では、ワンコインと言って、500円が安いというイメージですが、当時はそうではありません。

お札の500円は、今よりもずっと高い価値に感じられていました。
そんな大切な500円札を私にくれた伯父。

まさか本当に4歳の私が買い物に出かけるとは思ってもいませんでした。
道順としては単純でしたが、国道わきを歩かなければありません。今のように国道に沿って舗道もありません。

余談ですが、この国道わきの路肩を自転車で通学していた中学生が、トラックに巻き込まれて亡くなるという痛ましい事故もありました。

そんな危険な国道ですが、園児の私は怖いもの知らず。お店でお菓子を買うことを楽しみに出かけていきました。

”あんときは、あわくって追っかけた”と、語り草になっていました。

私は人に対してとても引っ込み思案で、いつも先生から指摘されていましたが、こんな小さな時から思いもつかないような行動をする子どもだったようです。

もしかしたら、そんな性癖が何度も転職を繰り返したり、ニュージーランドに移住しているという今の状況につながっているのかもしれません。

思えば、今まで自分のことは自分で決めてきた。高校もその後の進学も就職も親に相談したことはありません。学費を出してもらわなければならないので許可はもらいましたが。結婚については、もちろん許可を得ることは全く考えず、ただの報告でした。

実際、結婚式はしませんでした。
個人的にウェディングドレスというものに全く興味がなく、大勢の前で何度も着替えをして何が楽しいんだろうと不思議に思っているような一風変わった女子。そんな大金があるなら海外旅行でもしたいと思っていました。そんな私ですから、なかなか社会に適応するのが難しかった。思ったことをストレートに口にしたり行動するとどうしても角が立ちます。だから今こうしてニュージーランドでひっそり暮らしているんでしょう。

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さて、ニュージーランドは気持ちのいい春。長い雨続きの冬がやっと終わり、清々しい日が続いています。
つまり、ガーデンの季節に突入です。


裏庭のライム

いくつかのきっかけがあり、今年は気を入れてガーデニング、畑仕事を始めようと盛り上がっているところです。
ですから、ここでもガーデン記事が多くなることが予想されます。
これから夏にかけて、野菜やくだものの木がどんな風に育っていくか、どんな花が咲いていくのか、その変化を一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。

マンガも描き続けていきたいので、週一くらいのペースで描いていければと思っています。

いつも読んでくださる方、本当にありがとうございます。
海外に暮らしていて、こうしていろんな方と交流が持てることは本当に幸せです😊

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