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【4コママンガ】 子どもにとって”感じること” が財産

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50年たっても、心に残る ”楽しかった” 感覚

家族で東京へ行ったとき、私は7才でした。ですから、その記憶もあいまいで断片的。

浅草や東京タワーなど 一通りの東京観光をしましたが ほとんど記憶にありません。その時にとった写真を見て こんなところに行ったのか、とやっと理解できます。

豪華カツランチも 私にはほとんど記憶がなく、2才年上の姉に聞き、そういえばそうだったかな、と。

7才の子供、感じる力
それなら、7才の私が東京に行った経験は、私にとって意味がないのかと言えば、決してそうではありません。

私が、その時実際に見たものよりも、もっと大きな経験をしていました。それは、”楽しかった” という感覚です。

東京に行くことは両親にとっても、めったにないこと。それも、私たち子どもと一緒に旅行をしたことは、彼らにとっても どれほど特別なことだったかしれません。

家族の感情を それ以上に感じる
両親や、姉の興奮や、感動を 7才の私は そのまま感じていました。

例えば、父が ”やっぱり東京はビルが多くてすごいナ~” と思えば、私は都市のビル群は目に入らなくても、父が感じた、”東京、すごいな~”の部分は、ちゃんとキャッチします。

”わ~、素敵なレストランで、豪華な食事~”と母が思ったとすれば、その感情をそのまま受け取ります。

見て理解できなかった私は、きっと父よりも ”すごいなー” と感じ、母よりも”素敵なレストラン~”と、感じていたのではないかと思います。

そして、彼らがこの旅行を楽しんでいたとしたら、きっと私はその何倍も楽しんだに、違いありません。

人生を豊かにするもの
子供の頃に訪れた観光地についての知識や、自分はどこそこへ行ったということは、50年たった今、どうでもよいこと。

それよりも、”家族で楽しい時間を過ごした” という感覚が、 50年たった今でも私の気持ちを暖かくするのです。

最後までお読みくださって、ありがとうございます😊

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