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Marry You?で示された羽那のこれから

※鈴木羽那ちゃんのコミュ全般のネタバレが含まれます!ご注意ください!


なーつなつなつなつ♪(夏の挨拶)

ぼくは鈴木羽那ちゃんが好きなのですが、彼女をより好きになったコミュがあって今回はその話をします。

【Marry You?】鈴木羽那です。

フォイル化できてません;;

ここではMarry Youのコミュを軸に羽那ちゃんの他のコミュを振り返りつつ彼女が何を得たのかについて書いていければと思います。

こういった文章を書くのは初めてなので温かく見守っていただけると幸いです。


【Marry You?】鈴木羽那

コミュ1 参加

『#彼女代表』のオーディションが開催され、参加者の中でもツイスタのフォロワーが多く、『アイドルユニット解散後、実力で返り咲いたインフルエンサー』というストーリーを持つHanakoは負ける気がしないと楽観していた。そんな中、283プロの鈴木羽那が参加するとの報せが届く。羽那が投票を呼びかけるために投稿した動画は淡々としたものだった。
もう少し羽那のことや気持ちを出してほしいというプロデューサー。ただ羽那は言葉に詰まってしまい、プロデューサーはその様子を見てそれも羽那らしさだといいそれ以上求めることはしなかった。

内容に入っていく前にまずそもそも『#彼女代表』って何?どんなオーディション?という話だと思いますので箇条書きしていきます。

・モデル、アイドル、インフルエンサーなど様々な女性タレントが参加
・1位になれば協賛企業からの仕事が約束される
・テレビで放送されるほど大規模ではない
・WINGのような審査員がいるオーディションではなくユーザーの投票で決定する
・投票は1日1回

現実でも普通にありそうな感じですね。ここの情報は重要ってわけでも無いのですが一応。

まず、このカードのコミュは天性のアイドルである鈴木羽那アイドルをやめてから這い上がったHanakoの対比構造で進んでいきます。
この『参加』でも、Hanakoはツイスタのフォロワー数が参加者の中でも多いという条件でもそれに甘えることなく最大限自分が可愛く見える、角度に拘った自撮りを投稿してファンへの投票の呼びかけを行います。

一方で羽那は取り繕うこともなく宣伝用の動画を撮影する。

Pも流石にこれはあっさりしすぎだと思い、羽那の気持ちを引き出そうとしますが、本人も分かっておらず、Pは羽那らしいといって投稿の許可を出します。おそらくここでの『羽那らしさ』は自然体で取り繕わないことであると解釈しています。

ここで重要なのはHanakoは1位になりたいと言っているのに対して、羽那は投票を呼びかけるだけという点だと思っています。
羽那はまだPが取ってきた仕事をこなすだけという印象を受け、『#彼女代表』にかける想いはHanakoの方が強く感じます。1位を目指すという発言が無いだけでこのような捉え方をするのは少々意地悪かもしれませんが、この後の展開を見ると間違いではなさそうです。



コミュ2 一番強い

偶然スタジオで出会う羽那とHanako。別れ際にお互い頑張りましょうと言う羽那に対してHanakoは内心では反感を覚えていた。
場面は変わり、283プロ事務所では羽那が『#彼女代表』のメールインタビューのために「将来の夢は?」と聞かれ「お嫁さん」と答えていた。

Hanakoのことを同じ企画に参加する「友だち」のように接する羽那に対して、1位を狙っているためにライバル視してしまい上手く話せないHanako。
羽那はなんとも思っていないけどHanakoはライバル視されてないと感じるかもしれない。

羽那Hanako邂逅編は終わり、場面は事務所でのメールインタビューのシーンへ。各質問で分けてみていきます。

・アピールポイントは?
真剣に考えた結果、「健康?」と答えるのですが、羽那らしいとPに言われ妙な間を置いた後、次の質問に映ります。
ここの描写について、Pは「羽那らしさ」を定義しつつあるのに対して羽那本人はまだ見つけられていない、もしくは認識できていない状態にあるのではないかと思っています。他者から「羽那らしい」と言われることはあっても、ただありのまま在るだけで愛されてきた彼女は自分の「らしさ」を考える機会はあまりなかったかもしれません。

・将来の夢は?
これも少し考えた後「お嫁さん?」と答えます。
この回答、考えが2つあると思っていて、
・『#彼女代表』のテーマに即した回答をその場で考えた
・「今の夢が思い浮かばず幼少期の夢を言った」
があると思っていて後半の展開をみるに羽那は後者寄りの意図で回答しています。ただPは前者と捉えたかもしれない。自信は無いです。

・キュンとくる仕草は?
仕草について悩んでいるとPから壁ドンとか?と提案され、

可愛すぎる。実現には至りませんでしたが本当に可愛い。


・好きなタイプは?
「優しい人とか?」と言い具体的なイメージを聞かれると

と最高に””萌””な回答してくれます。
このカードが登場した際にゲーム内で同時開催されていた企画『ジューンブライド283プロ特集!』での羽那の記事なんですがQ2で類似する質問をされており、「優しい人とか。」で終わっています。このコミュを読んでいるとインタビューの裏側を見た気になれて美味しいです。


・好きな人にはアピールする?

羽那の回答で唯一疑問符がついていません。
こんなの恋してしまいます。羽那ちゃん好きだ~~…………
このあとの「やったーっ」はびっくりするくらいかわいいです。




コミュ3 可愛いだけ

『#彼女代表』の中間発表がされる。1位鈴木羽那 2位Hanako。絶望的な票差ではないもののHanakoは薄々感じていた。鈴木羽那には勝てないと。ファンの「鈴木羽那は可愛いだけ」という投稿に内心同意しつつ、可愛さが努力では手に入らないものでかつ強力な武器になることを今までの経験から知っていた。
一方で羽那はスタッフから「彼女感動画」を提案される。定番の食事シーンからデート、プライベートなどシチュエーションを羽那とP、スタッフの三人で考えていた。

中間発表で反発しているであろう自分のファンの投稿を見にいくHanako

『参加』において、羽那参加を知る前はフォロワー数が多いし自分にはストーリーもあるからと言っていたHanakoが劣勢になってしまうとファン数を競うものではないという投稿に同意してしまうのは人間らしいですね。「鈴木羽那は可愛いだけ」という投稿(可愛いのは認めるんだね)に対しても同意しつつ芸能界を這い上がったHanakoが眩しく感じるくらいには羽那には天性のアイドルの輝きがあるのかなと思いました。

ここで一切羽那サイドの話が出てこないのは中間発表を気にしていなかった?それとも描写する必要が無かった?などなど考えがまとまっていません。ごめんなさい。

エゴサに引っかかるように投稿するなんて、、、

一方で羽那サイドのお話。羽那ちゃんファンのスタッフが彼女感動画を提案し、そのシチュエーションの話で盛り上がっていました。
動画とか撮影の話になると【Eyes On You】鈴木羽那を思い出しました。羽那ちゃんが撮影苦手を克服する話。カメラに対する意識のお話ですので気になった方は読んでみてください。

・食事

向かい合って食事しているところを撮影する。羽那ちゃんの特技が「おいしそうに食べること」なので瞬時にこの提案をしたのは流石プロデューサー。
羽那に理想かと聞かれてタジタジになっているの面白いですね。

・デート風動画

!?!?!?!?!?!?!?!?

すごいなこのやりとり……………………


・プライベートっぽい動画
Pが1人で考え込む姿をみて嬉しそうにする羽那ちゃんでした。かわいい。


コミュ4 第1位

『#彼女代表』の結果がついに発表される。勝者は羽那。Hanakoは悔しさのあまりその場で泣き崩れてしまう。その様子を見て羽那はPに辞退を申し出る。その会話を聞いたHanakoは激昂する。帰りの車中でPが『#彼女代表』の仕事について話すも羽那は上の空だった。

いつも通りの羽那と緊張しているHanako、結果発表の瞬間までも対照的な2人。

ここでも熱量の差が分かるのですが、

羽那が純粋無垢で素直な性格だからこそ優しさで出てしまったこの言葉、Hanakoにとってはとてつもなく屈辱でしょう。このチャンスにかけてきたのに負けて、その相手からは哀れみともとれる1位辞退の話。Hanakoは「……売れっ子さんにとっては今日だって、たくさんある仕事のうちのひとつってことか」と考えていたがその考えを肯定するような羽那の発言。Hanakoのプライドはボロボロ。
その場で泣いたHanakoが悪いという見方も出来なくはないですが、それくらい悔しかったと考える方が自然だと思います。

Hanakoの怒りを受けて元気がない羽那。ここの選択肢でどれを選んでも羽那には届いていない感じがしてつらい。


True End 彼女代表

『#彼女代表』の撮影が終わり、「お嫁さん」という夢が叶った羽那。しかし実現してみればそれは夢ではなかったことを知る。明らかに元気のない羽那にPがそのことを尋ねるとHanakoへの罪悪感に苛まれているという。PはHanakoではなく羽那を選んだファンのことを考えることも大切だと伝える。元気の無い羽那が必要としている言葉をかけてオフショット撮影に臨む。

このカードの核となるコミュです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

夢であったはずの「お嫁さん」がいざなってみると違っていた羽那

ここ個人的にすごいと思っていて、

・単純になってみた感想としての夢ではなかった。
・インタビューで夢と答えたけどHanakoの熱量を目の当たりにして夢と言っていいのか分からなくなった(≒Hanakoの夢を奪ってまで叶えたい夢ではなかった)。

この捉え方が出来ると思っています。今まで羽那は自身のその天性の輝きで歩んできた普通の女の子。そんな子が自分がただそこにいるだけで他の人の夢を奪ってしまい、優しさも拒絶される。耐えられない。

WING編単体ではイメージしづらかったんですけど『美しいままで』でPが危惧していたのはこのような場面であると思っています。

この台詞を今回のケースにあてはめると、
世界が羽那の美しさを求める→1位
その時羽那は、今と変わらず美しくいられるのだろうか
→Hanakoに対する罪悪感でいっぱいになってしまった。

と、これでアイドルとしての歩みを進めれば進めるほど羽那の美しさは失われるのではないかと心配する理由が分かります。個人的にはアイドルのことをもっと信頼してほしいという気持ちはありますが。

Pが羽那の欲しい言葉をかけるこのシーン

ここですが、羽那の台詞には「──どう?可愛い?あはっ、プロデューサーに言われると元気出るなー」というものがあります。この台詞の通りに羽那に「可愛い」をちゃんと伝えられたPがすごく良かった。

羽那はPに「可愛い」と言ってもらおうとするシーンがいくつかあって、

優You 可愛い?
華やか、白い羽根 他には?

「可愛い」だけだとこんな感じなんですけど、自分の想像を超える褒め言葉を言われたときは聞き直すくらい嬉しい気持ちでいっぱいなんだなと思います。

話を戻しますが、あの時のPの答えは例を見ても完璧だったのではないかと思います。

羽那のアイドル活動のモチベーションには「Pに褒められること」も大きく影響してそうなことが分かるシーンでした。



全体を通して

一つ一つ見ていきましたが、結論が伝わりにくいと思うのでここで全体を通した感想みたいなのを書いていきたいと思います。

全体あらすじ
努力で這い上がってきたインフルエンサー「Hanako」と283プロの話題の超新星アイドル「鈴木羽那」の対決でした。羽那の持つ天性のアイドルの輝きの前にはHanakoの想いも届かず羽那の勝利で幕を閉じます。自分の意思とは関係なくHanakoの夢を奪ってしまった羽那は自分に出来ることはなんだったのか考える結果となりました。

1位を譲るという話はストレイライトのセンター決めのシーン、全体を通して見てみると透LPの感じもありますね。
ウェディングドレスを着たアイドルのコミュにしては中々すごい内容だなと思いました。

今まではなんとなくアイドル活動をしていた羽那がHanakoの夢への想いを目の当たりにして自分にとっての夢やこだわりはなんだろうと考えるきっかけになったコミュだと思っています。Marry You?というカード名も大文字を抜き出せばMY?という問いかけになり、コミュ内容と合わせて考えればその仕事は自分がやっていいものかとか、その夢は本当に自分のものかと考えられて奥が深いです(拡大解釈)。

シャニソンにはMarry You?より少し先の時間軸であると勝手に考えてるカードがあって、それが【白い恋の行方】鈴木羽那です。

このコミュではアイドルポーズを考えるというシーンがあるのですが、現状だとあまりない羽那がアイドル活動に悩んだりPの意見を否定したりする描写があるので新鮮だと思います。

加えてボイス一覧を見てほしいんですけど、

「プロデューサーのこと、まだ頼らせてもらうからね?」「アイドルとして、変わっていけてるかな?」といった感じで今よりかは羽那がアイドルとして自立しているのが感じられます。個人的にはGRAD後くらいかなと思ってます。
羽那はenzaとシャニソンの両方で話を展開している印象があります。シャニソンもよろしくお願いします。



話は変わりますが、シャニマスの根底には『みんな特別だし、みんな普通の女の子だ』という言葉があります。

この言葉がある上でわざわざ公式プロフィールに「天性のアイドル」と書かれる羽那に関してはより「普通で特別」が強調されていると考えています。羽那の他のコミュを読んでいただければ分かるんですけど心配になるくらい素直な子なんですよね。だからこそWING編のPの不安もわかる。このまま純白を保ったままアイドルとして大きくなっていけるのか。



おわりに

今回はMarry You?を軸に羽那個人について書いてきました。コメティックや283プロに視点を広げてみるとまた彼女の新しい魅力が見えてくると思います。


今まで人に委ねる・求められる姿になる描写が多かった彼女が『#彼女代表』をきっかけにどこまで羽ばたけるか。


鈴木羽那ちゃんのこれからのアイドル活動を、見守ってみませんか?



ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。


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