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EnsembleGala後記②

↓前回

4.選曲

自分の企画する演奏会で自分以外の誰かに選曲権を委譲するわけがない。

いやだってなんのために演奏会するんですか?自分のやりたいプログラムをやるためですよね?自分で選ばないなら演奏会なんてしませんよ。いやマジで。
とはいえ、最初からイギリス縛りでやると決まっていたわけではなく、そこそこ紆余曲折を経ている。メインの2曲が「ロッホナガー組曲」と「リバーダンス」である。その時点でもう1つ「舞踏音楽」という案もあった。ロッホナガー組曲はバレエのための音楽だからだ。ただ、最終的に英国・アイルランド音楽のほうが都合が良かったため、そちらでいくことになった。ナイジェルヘス作品を3曲やるためですね。はい。
しかし全ての曲をナイジェルヘス作品にするつもりはなかった。だってへスの曲ってぶっちゃけ全部同じ感じじゃないですか?え?ディスってる?そんなことないよ。
ミュージカル「キャッツ」については、実はイギリス縛りで入れたわけではなく、元々デメイ編曲のキャッツがやりたかったところで、調べてみたらテーマに合致したというのがほんとのところである。
そして、最後に決まったのは「ホワイトローズ」これは自分でも色んな案を出しながら、どうもしっくりこないとなったところ、最終的に一緒に指揮をするたさんに投げることにした。選曲権委譲してるやんって?はい。でも指揮を振る以上、自分がやりたいと思う曲を振るべきという考えも一方であった。
結果的にホワイトローズという曲はこの演奏会のなかで際立って印象的な1曲となったのではないかと思っている。

5.協力者

まず指揮者。自分1人で振るということも考えたが、初めての主催演奏会でそれをやるのは無謀ではないかと。また「やぎさんの演奏会」色が強くなりすぎないようにしたかった。そこで、恐らく暇しているであろう?たさんに依頼をした。彼が別団体で指揮しているのを見ている中で、必ず丁寧に合奏してくれるだろうと思ったからである。他にも理由はあるがここでは割愛する。
楽譜関係は牛若くんに。自分でも出来なくはないと思ったが、設備・ノウハウで考えて牛若くん以上に手慣れていて、かつ自発的にやってくれる人はなかなかいないだろうから。練習場所に関しては、これもよく知っている人たちの協力で確保することができた。会計については演奏会経費をほとんど自分が建て替えていたので、お金を動かす手間を考えて自分でやることにした。初めてなので人に相談をしながらではあった……まあ代表と兼ねるものではないなという感想。そしてTwitter広報はガラ猫が。がらにゃーん。

6.チラシ

今回の演奏会において、チラシが非常に重要な働きをしたことは異論ないだろう。そして、あんな素敵なパンフレットが出来るとは……誰かに頼もうと思う前は想像していなかった。
チラシとパンフレットの成立過程については割愛するが、チラシをデザインしてくれたわかめ氏の多大な尽力があったことに触れないわけにはいかない。そしてすえよしさんの協力も。
昨今、データのみのフライヤーやパンフレットで済ますこともある中で、なぜ紙を採用したかというと、ひとえに思い出を形にしておきたかったから。せっかくやるなら印象に残るものを作っておきたい。記念なので。
とはいえ、クリアファイルまで作ってしまうとは思わなかったが。
何より、頼んだ人が自分からこうしたい!と思ったことを実現できて、それを皆が喜んでくれたことが、私にとってはこの上なく嬉しいことだった。
あのブリティッシュグリーンの色味とロッホナガーおじいさんが演奏会のアイコンとなって、色んな人に認知してもらえたと思う。
ありがとうございました。

(続く)

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