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今日は勝負事の日

ハルンは流れてくるタンパク質や電解質を仕分けし、額の汗を拭う。


ボーマンワン∶ごめんょう、僕がが余計な物をまた流しちゃったかい?


ハルン∶うんにゃ、そんなことはないよ、電解質の量を調整していたのさ。念子さん、随分汗をかいたみたいだから。


ボーマンワン∶君が念子さんの体内の水分量を調整して尿の量を決めているから念子さんは体がむくんだりしないで済むんだよね。僕と違って立派な仕事だ。


ハルン∶いやそんなことない。今あるどの仕事だってなくなったら念子さんの身体バランスは取れない、皆それぞれ仕事は尊いよ。


ボーマンワン∶アハハ、君の言うことは御説ごもっともだけれど君だってサボっちゃうことあるよね。


ハルン∶僕は君から受け取った原尿の中からブドウ糖、アミノ酸、ビタミンは100%再吸収するよ、


他の有用なものたちも僕は再吸収するから結果99パーセントは再吸収して残りの1%を尿として排出している。だけど過剰なブドウ糖には近づきたくない。


ブドウ糖でヨレヨレになった体ではタンパク質から分解された老廃物まで排出させられないもの…


村の機能が低下して君は分身を失い、それでも残った分身たちはその能力を超えて濾過しようとしてしまう。


そう生きるのが僕らの定めだから仕方ない。


なのに主はマスコミに踊らされてタンパク質ならいくら食べても大丈夫、なんて言ってその道に走るんだ。


ボーマンワン∶ブドウ糖で傷ついた僕らにはもう、お手上げの仕事だね。


ハルン∶うん、だから明日はタンパク質摂取量を知ってもらって僕たち、少しでも楽できるようにしようじやないか!!いざ、勝負だ!!


ボーマンワン∶それ、グッドアイデア、君と話ができるのも嬉しいしさテヘテヘ。


つづく

















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