観光バス記念日
襲いかかってくる数字にパンチを食らわせている米子と素子だが二人ともへとへとになっている。
素子∶米子〜さん、今日の脳梗塞の数字も理由がわからないのにじゃんじゃん襲いかかってきます。恐ろしいですよ。
米子∶そうね少しずつ整理していきましょう。まずはこれを見て。
素子∶はいはい、えーと、脳梗塞にかかる医療費は一兆円越えでした。それは全体の医療費から見ると6.3%…ここから何がわかるんですか?
※以下資料を失くしました。健康日本21からとおもいます。
米子∶1兆円が大した金額に思えなくなるんだから、素子は疲れてるわ。観光バスでも乗らないと…。取り敢えず次にこれを見て。
素子∶医療費は6.3%なのに脳梗塞の死亡者数は10.3%。ということは最終的に脳梗塞で亡くなった方が多いってことですか。
米子∶そうね、以前、こんな事があったわ。病院の先生が死亡診断書を書いていたの。そしたらさ、突然、顔を上げて
人は死ぬとき全員、心不全なのに心不全と、診断書に書くのはおかしくないですか?
って、この米子様に聞いてきたのよ!!このクソ忙しい時間になにをほざいてるんだ、ヤブ医者!!さっさと書きやがれ…と、思ったけど、
本当はなぜ死んだのか?
案外難しいのかもね。でまぁ、最終的には脳梗塞でお亡くなりになりました。は、別に〜だけど、次見て。
素子∶ゲッ、脳梗塞が原因となって介護の必要となった人が21.5%…
米子∶矢印の部分を読んでみてよ。
素子∶これ、もう、金ないから予防くらいしか…を婉曲に表現してますか?
米子∶個性?もっと直接的な言い方を繰り返している資料がこちら。
素子∶緑色で囲って見やすくもしてありますねぇ。金、ないぞと…で、脳梗塞にかかる医療費は一兆円で介護費はおいくらですか?
米子∶爺は介護士さんをホステスさんと勘違いして喜んでいる場合じゃないわ。
素子∶オォッ、古い資料なのに全体で10兆円越え。
1@@@@@@@@@@@@@円こんな感じ?
米子∶ねぇ、ここから言えることは、脳梗塞にこれからなってもこれまでみたいな医療も介護も受けられそうにないから予防するしかないみたいな。
素子∶トホホ、どんな時代に生まれるか、誰にも選べません。
米子∶こー言うの知らなかった。じゃ、お気の毒だけど、知っててどう生きるのかは最後はその人が決めるしかない、だって誰もその人の代わりにはなれないんだから。
今日の最後にこのグラフも見て!!
素子∶意思表示なく本人の意志とは無関係に生きている人もいるのでしょうか?
米子∶アタシたちには予防するくらいの金しかないけど、アタシたちはどう生きたいのか?どんな自分で在りたいのかをこれらの情報から選択出来る。
素子∶そうですね、情報の少ない時代では考えられない事も考えられる!!
米子∶好むと好まざるとにかかわらず、自己選択、自己責任の時代よ、一番大切なのはクルクルのブログなんか信じない、情報選びは必要。
つづく
大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!