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今日は針供養の日Withニワトリの日

登場モノ

ハリーデカ:針の妖精、刑事

貝紐パンデカ:貝紐の妖精、刑事

その他妖精たち。

殺人現場で死体を捜査しているハリーデカと貝紐パンデカ。

ハリーデカ:死体が二つ、神社に置き去りとはむごい話だな。

死体に手を合わせてから顔を上げる貝紐パンデカ。

貝紐パンデカ:どちらの死体にも無数の刺し傷がありますね、

ハリーデカ:これはかなり激しい恨みによる犯行かも、で、被害者の身元は?

貝紐パンデカ:はい、被害者2名の身元は近所に住む大豆腐男(だいずくさお)と

こんにゃく玉夫(こんにゃくたまお)で、両人はラッパ食品店の店員として働いていました。

ハリーデカ:ふぅ~ん、余談だけどさ、「たまお」さんって、ラブラブに多い名前だよね。

貝紐パンデカ:はい、他にも「芋ほにゃらら」「饅頭なんちゃら」も数多いと思います。

ハリーデカ:だよね~。エッと、捜査に戻るけど、二人はモノたちに恨まれてたの?

貝紐パンデカ:聞き込みによりますと、腐男は誰に何を言われても馬耳豆腐で、

人の話に耳を傾けない性格だったそうです。玉夫は夜にお楽しみドウドウ?と誘ってきても芯は冷たく、

モノたちを萎えさせたそうです。

ハリーデカ:うんうん、それは焦っちゃったモノにも問題ありだけど、彼、玉夫さん、臭うしね。

貝紐パンデカ:アラッ?ハリーデカもお知り合いなんですか?

ハリーデカ:全然、全然、知らないけどさ、なんとなく、そんな気がしただけ。

どっちにしても恨まれて殺されるような話ではないと思うけど。

貝紐パンデカ:そうですね、ただ、玉夫さんは最近、こんにゃく破棄した女にこんにゃ、食われると周囲に漏らしていたそうです。

ハリーデカ:そりゃあ、恨みの線が出てきちゃったね。捜査、続行!!

貝紐パンデカ:アラッ、ハリーデカ、あなたの足元に腐男の白い皮膚片がこびりついていませんか?

ハリーデカ:なんだい!!なんのことを君は言っているのか、さっぱり分からないよ。

貝紐パンデカ:これは怪しい。

ハリーデカ:そんなの君の取り越し供養だよ!!

貝紐パンデカ:アラやだ、自白しちゃったわ。

ハリーデカ:ちっ、違う、今日はニワトリ供養の日だけどさ、ニワトリを

お焚き上げしたらそれは、焼き鳥だよ~って、言いたかったの。

貝紐パンデカ:そりゃ、美味しそって、とぼけても無駄ですよ、

じっくり話は伺います。

大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!