日本代表MF乾貴士の恩師が大切にしている「コーチング哲学」とそれが起こす「化学変化」とは
実は指導者向けのメディアでの仕事を始めることになったので、僕が大学生の頃にお世話になっていた「MIO東近江」の安部雄二郎監督に会ってきました。
安部さんは、阪南大学を卒業後、佐川印刷、MIOびわこ滋賀などJFLを渡り歩き、引退後、指導者になった方です。現在は、前述のクラブで小中学生の監督として指導されています。
完全に余談ですが、仙台のリャン・ヨンギ選手とは大学サッカー部の同級生だそうです。
さて、そんな安部さんと、とんかつ屋やで重ためなランチをしていたところ、食事よりもハイカロリーなお話が聞けたそうなので、noteを書こうと思った次第です。
安部さんは僕の身辺状況を聞き終わった後、こう語り始めました。
「実はセゾンの土川晶夫さんがうちでコーチしてくれているんだよね」
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皆さんセゾンはご存知でしょうか。
滋賀県に拠点を置くクラブチームで、セクシーフットボールで有名な野洲高校に数多くの選手を送り込んでいることで有名です。
OBには、日本代表MF乾貴士選手や、モンテディオ山形所属の楠神順平選手など蒼々たる面々が揃います。実際に土川さんは彼らのことも指導していたそうです。
ではこの後は、僕と安部さんの会話調で、そのハイカロリーなお話を紹介させていただきます。
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ーー内藤
乾選手をはじめ、テクニカルな選手をたくさん排出しているセゾンの方って、どんなトレーニングをされるんですか?
ーー安部
それがね、内藤君!
練習自体は、滅茶苦茶、普通なんだよ!
ーー内藤
そうなんですか!?
ーー安部
うん…!
ドリル系のトレーニングをすることもあるし、ゲーム系も普通の5対5なんだよ。
でもね、ティーチングのポイントが俺たちとは本当に違うんだ!
結果、土川さんが指導しはじめてからうちの選手が、プレーの種類が激変して上手くなったわけ。
ーー内藤
えっ、具体的には…?
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