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#日記

詩 髪を伸ばす男ども

6月の陽気の良い午後 町中のカフェで アイスカフェオレを飲みながら 窓の外を眺めていた 髪を…

ひとりしづ芽
3週間前
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詩 「だましだまし生ききる」

とりあえず 楽しいことを考えて生きることにする 魔に差し込まれない 差し込む隙を与えない …

ひとりしづ芽
3週間前
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詩 鳥に慰められる

午前四時 雉鳩 デーデ ポッポー デーデ ポッポー 午前六時 黄鶲 ピーッ ケッキョッキョ …

ひとりしづ芽
1か月前
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詩 楽園

沈みゆく船では 心静かに音楽を演奏していよう その為に何か楽器を練習しておこう ウクレレで…

ひとりしづ芽
1か月前
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詩 「行き当たりばったりで」

右も左もわからない どこから来たのか どこへ行くのか なんでこんなことをしているのか 訳も分…

ひとりしづ芽
1か月前
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詩 東京には住みたくない

ぼくは東京には住みたくない 東京にはでっかいゴキブリがいるから バカでっかいドブネズミがい…

ひとりしづ芽
1か月前
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詩 「五月 雨の日」

いたたまれず傘を取り外へ出た 静かな雨の日だった 街中の公園の小径を独り歩いた 新緑の小径は柔らかな雨に包まれていた  しっとりと濡れて 美しく透き通っていた  草も樹も花もそして私も 大きな透明な膜に覆われていた 爪先が濡れていくのも気にならなかった 五月の雨はどこまでもどこまでも優しかった 私の中のザラザラとしたものが取れていくのを感じた 心が鎮まっていくのを感じた

詩 「ある信仰」

科学とは信仰である 科学とは〈無神論〉という信仰である 科学とは一神教である 科学とはフ…

ひとりしづ芽
1か月前
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