詩 詩を書くこと その参
きのうのことで 朝になってもまだ
イライラしてたんだけど
ふっと どっかから声がしてきてね
〈嫌な感情は詩に書いて流しちゃえばいいんだよ〉
って言うんだ
その声が平野レミさんみたいなケラケラした声でさ
それでか何だかその気になって
紙に書いてみたんだ
夢中になってああでもこうでも考えて
紙に書き出していたら
何とか形になってきて
まんざらでもない気分で
気が付いたらきのうのことも
どうでもよくなってて
それならと思って
この前釣りをした例のあの場所で
その書いた紙をクシャ