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【サッカー】浦和レッズ CWCマンチェスター・シティ戦(2023.12.20)感想

世界のトップはやはり強かった…というわけで、0-3の完敗でした。

前半スタートからとにかく耐える流れで、シティがボールを回す時間が続きます。30分ぐらいまではほとんどシュートも打たせず、相手もボールを回しながら隙をうかがう展開となります。シティが疲れていて、少しペースが落ち気味だったのか、どっかで点が取れるだろうから今は無理しない、という状態だったのか、どちらかは分かりませんが、浦和側としては狙い通りというか、予想通りの流れでゲームが進みます。
30分過ぎからシュートまで持っていかれる場面が増え始め、だんだんプレッシャーを感じるように。何とか前半は耐えきれそうかなと思った終了間際、カウンター気味の突破から、相手が中に入れたボールをマリウスがオウンゴールしてしまい、先制を許します。相手の枚数を見ると全力でカットにいくほどではないように見えましたが、たぶんそのぐらいシティ攻撃陣のプレッシャーがきつかったのかなと思います。そして、そのまま前半が終了しました。

交代無しで始まった後半は、出だしに相手陣内で小泉がカットしてから、カンテがシュートを放つも決めきれません。敵のDFもいて、可能性は少なかったものの、ここで追いつけてたらもう少し違った展開になってたかも…というぐらい、浦和にとっては決定機でした。
その後、早い段階で追加点を続けて取られてしまい、かなり厳しい状況に。3失点目ではマリウスのお尻に当たってコースが変わっており、仕方ないとはいえ、本人も少し気持ちが切れるというか、自信を失ってるように見えました。相手に同国人がいたり、子どもが生まれたりと、気合いが入っていたと思うので、その分ダメージが大きかったのかと、邪推してしまいました。
点差が開き、ここからはほぼ防戦一方で、なす術もなく守備に追われまくります。浦和も荻原やリンセン、中島を投入して何とか攻撃のチャンスを作ろうとしますが、力量の差が圧倒的で、ボールをなかなか奪えず、マイボールになってもほぼつながらない状態となり、時間のみ過ぎていきます。後半40分近くに、ショルツの持ち出しから少しチャンスを作れたものの、ゴールを奪うことはできず、タイムアップ。0-3で敗れました。

相手のコンディションやチーム状態から、10%ぐらいは勝てそうな気持ちもありましたが、想像以上の強さで、まさに完敗でした。選手たちも目一杯頑張ったと思いますが、タフな岩尾ですら足をつってしまうぐらいだったので、心身に色々なプレッシャーがあったんではないでしょうか。
たまにしか集まらない代表戦では、まじめにタスクをこなし組織的な戦いができる日本代表が、スペインやドイツに勝てることもあります。しかし、世界のトップ選手を集め、世界一の監督が指揮する完成度の高いチーム相手では、ここまで手も足も出ないんだなというのを実感しました。何となく、2007年にACミランとやったときより、さらに世界との差が広がったように感じます。

浦和は、元々Jリーグの中でも攻撃力が高い方ではなく、ボールをつなぐのもうまくないので、オープンな展開になると如実に差が出てしまい、きつかったです。勝てないにしろ、最低限もう少し脅威を与えられる攻撃力が、やっぱり欲しいなと思ってしまいました。

何にせよ終わってしまったことなので、切り替えて3位を狙いに行ってほしいです。シティのようなべらぼうに強いチームとやった後では、少し余裕を感じられるのか?それとも、自信を失ってしまい消極的になってしまうのか…サッカー選手のメンタリティ的なものはよく分かりませんが、良い方に転がってくれたらいいなと思います。
ただ、相手のアルアハリも確実に強いはずなので、油断はせず、でも自信を持って3位をもぎ取ってほしいです。今季も残り1試合、勝って年末年始を楽しい気持ちで過ごさせてくれ〜!

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