【サッカー】浦和レッズ ACLアウェイ浦項戦(2023.11.8)感想
ホームで敗れ、何が何でも勝ちたいアウェイ浦項戦でしたが、残念ながら1-2で敗れてしまいました。
ルヴァン決勝の福岡戦に比べて、今日は開始から明らかに出足が良く、選手の気持ちが前に向いてることが伝わってきました。ボールを奪われても、素早いプレッシャーで奪い返し、多少ズレたりミスがあってもとにかく前にボールを進めて行こうという姿勢が素晴らしいです。
シュートも早い時間から打てており、開始15分ぐらいまでは、ほぼほぼ浦和ペースで時間が進みます。初スタメンとなったエカニットもボールの持ち方に期待を感じさせるものがあり、何かやってくれそうな雰囲気が漂います。
また、ホイブラーテンもルックアップしてからのパスがワンテンポ早く、浦和のテンポアップに一役買ってた印象です。
その後、一旦ペースが落ちて、浦項が圧力をかけてきますが、前回敗れていることからか、浦和の集中力が高く、きっちり守りきります。
落ち着いて耐えていることで徐々に五分の流れに持ってくと、小泉からエカニットにいいパスが通り、そこからカンテにつなげ、カンテが得意な距離からシュート!先制ゴールを奪います。決めたカンテはもちろん、小泉もエカニットも良いタイミングで出しました!そして、リードしたまま前半終了となりました。
個人的には、何でこの入りを福岡戦でやってくれなかったんだよ〜と、もどかしい気持ちも抱きつつ、しっかりとマインドチェンジしてきた選手たちには、拍手を送りたくなるような前半でした。
後半も前半同様、良いプレッシャーを与えつつ、隙を狙って攻める展開となりますが、相手も強力な選手を投入してきて、前半ほどはラクにいかなくなります。
そうこうする内に相手のクロスがホイブラーテンの手に当たってしまい、VARの結果PKに。ゼカのボールを見ない独特のキックで同点に追いつかれます。
そして、このタイミングで安居、エカニットに代えてリンセン兄貴と髙橋が入ります。が、ここからという中、明本がカウンターを防ごうとしてファウル。VARでレッドカードとなってしまいます。福岡戦に続き、今日も戦う姿勢を見せてくれていた明本ですが、この場面はファイティングスピリッツが裏目に出てしまいました。
ポジションの関係で小泉に代えて大畑、攻撃のためカンテに代えて興梠を入れて行きますが、人数が1人少ない分、厳しい状況が続きます。浦和もリンセンが惜しい場面を作りますがゴールを奪えず、徐々に相手の圧が強くなってくると、アディショナルタイムで逆転されてしまいます。さらにスコルジャ監督が退席処分になるなど、踏んだり蹴ったりの展開で敗れてしまいました。
鹿島戦の感想の最後で書いたように、ずるずると負けが続いてしまった結果、何も得られない可能性が高くなり、シーズン終盤に難しいチーム状態となってしまいました。
タイトなスケジュールの中、今日は選手たちもよく戦ってたと思います。それでも勝てなかったのは、相手が強かったからで、つまりは力負けということになります。
そんな中、リンセンは調子の良さを感じさせてくれ、何度かゴールへの期待を抱かせてくれるような場面もありました。結果的にゴールできなかったため、人によって評価は分かれると思いますが、自分としては残りの試合で期待したい選手の1人です。
また、荻原もルヴァン決勝の悔しさをぶつけるような気迫があり、よく頑張っていたと思います。荻原はこの少しムラがあるところが課題な気がするので、もう少し安定してくるとワンランク上の選手になれそうな気がします。
先週土曜からレッズサポ的には、きつい時間が続きますが、日曜の神戸戦へ向けて何とか気持ちを前向きにしていきたいです。ただ、相手が大喜びする姿はもう見たくないぜよ…。
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