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BIKE&HIKE 自転車で行く高尾山ハイキング

5月頃、noteを殆ど更新していない時期がありました。
急に思い立って高尾山までハイキングに行った、その頃のお話です。

背景はいろいろあるのですが、ざっくり言うと、自粛生活でずっと自宅にひきこもっていたら足腰が全く立たないぐらい弱ってしまいました。それを解消するために自転車で毎日自宅前の川っぺりを少しずつ走っているうちに、ふと思いついたようなものです。
実は自転車で川沿いに走っていくと自宅から高尾までほぼノンストップで行けるのです。高尾山のハイキングなら、弱った足腰のリハビリとしてあまり無理がないのでは?ということで、5月半ばのある日に実行してみました。
電車に乗って移動したくないという気持ちもあったりします。

自転車でのアプローチ(往路)
自宅から高尾山口駅までの自転車ルートは約40kmほどの道のりです。ロードバイクならもう少し早いでしょうが、下駄代わりのクロスバイクで行くのと弱り切った脚ということを考慮して所要時間を2時間ほどみておきます。
朝8時頃にのんびりスタートして川沿いを走って行きます。多摩川沿いは走り慣れていますが、府中四谷橋を左岸(川の東側)から右岸(川の西側)へ渡り、浅川に切り替えると進路が少しおぼつかなくなります。
浅川沿いの土手上は右岸と左岸を時折渡って切り替えながら走らないと道が途切れてしまうのです。しばらくぶりに走る浅川で、何度か橋を渡るポイントを間違えて行ったり来たりで少し余分に走ることになりました。
舗装がない砂利道を走ったりもするので、マウンテンバイク寄りの少し太いタイヤの自転車の方が安心かもしれません。
浅川を遡上すると途中で南浅川と北浅川に分岐しますが、南浅川沿いを走って行くと多摩御陵のあたり(高尾駅のすぐ近く)まで川沿いで行けるのです。そこからは一般道、甲州街道を使います。といっても2kmちょっとなので、あまり苦ではありません。10時過ぎに到着しました。

自転車を停める場所
事前に調べて、高尾山口駅の駐輪場に無料で停められることを確認済です。
トップ画像がそうですが、ありがたく駐輪させてもらいます。

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フェンス側に少し寄っているのは、ワイヤーロックを自転車とフェンスにかけさせて貰うためです。

高尾山ハイキング(往路)
高尾山に上るのは実は数十年ぶり、子供の頃以来です。記憶の彼方にかすかに思い出がある程度で、初めて上るようなものです。
駐輪場から高尾山口駅まで歩きながら、どうやって行こうか再確認します。駅が綺麗になっていてびっくりしましたが、トイレも綺麗で助かります。本当は到着前にコンビニに立ち寄って飲料や補給食を買うつもりでしたが、忘れていたので駅前の自販機でペットボトルのスポーツ飲料を1本購入しておきます。だいぶなめてますが、途中で自販機もあったりするので、1時間から1時間半程度の飲料を持っておけば何とかなるというお気楽コースです。

高尾山口駅から何となく道なりに歩いて行き、ケーブルカーとリフトの駅までものの数分で到着。ここから先リフトを使えば超お気軽でしょうが、今回は弱った足腰のリハビリが目的なので、ここから1号路を上ることにします。

どこが1号路の上り口かわからず駅周辺をぐるぐるしてから、手前にある上り口を見つけて、そこからゆっくり上り始めます。

参考:高尾山マガジン 1号路


一度上ればどこがキツいかわかるのでしょうが、初めてだとそれが分からないのが面白いわけです。のぼりはじめて数分で心拍が上がり、ペースが少し早すぎということを自覚します。1号路は舗装されていてさほど危険はない道ですが、ところどころ少し急なところがあるようです。
マスクをしてハイキングというのは、なかなかキツいものがあり、ゆっくりペースで上っていくことにします。

ケーブルカーの山側の駅までなんとかたどり着いたところで、道の状況が全く変わるようです。それまでは急だった道がここからはほぼ平坦かと思うぐらい緩やかな道になり「そういうことか」とようやく理解するわけです。
ここまで上っている間は「1号路だって楽じゃ無いじゃない」と思っていましたが、ケーブル、リフトでワープしちゃうと、ほとんど楽な道しか歩かないということなんですね。

ケーブルの高尾山駅近くの展望台で休憩しようと思っていましたが、平日とはいえ人がちらほらいるので休憩せずにそのまま続行。土日と比べたらほぼ人がいないぐらいかもしれませんが、いろいろ気になるご時世なので、なるべく人がいない状況を選びたいのです。

その後は、のんびり歩いて浄心門。

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男坂、女坂は無理せず女坂を選択。弱々ですが、無理は禁物なので。

霊気満山 高尾山 「大都会」八王子にあるわけです

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薬王院でお参りして、さらに上って高尾山の山頂に到着。

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この看板の前は記念写真を撮る人がわりといたので、かなり雑な写真です。
上り始める前に山麓のケーブル駅周辺でうろうろしていた時間を含めて、ここまでの所要は、4.5km、1時間12分だったようです。
ちょうど12時頃で少し休憩していくことにします。

と言っても、補給は家から持参したこれだけ。トレイルミックス

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これを少し囓って、高尾山口駅前の自販機で調達したスポーツドリンクを飲んでおきます。

高尾山からの景色 この日はいまひとつかな?

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高尾山から先は、奥高尾(裏高尾)。いつか陣馬山から高尾山まで縦走してみたいなぁ、とかだいぶ前から思ってはいたのですが、いつになることやら。

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高尾山ハイキング(復路)
一息ついたので高尾さんから下山することにします。
自転車で40km走って来て、高尾山を4kmちょい上って来て、意外と平気だったので、つい調子に乗って下山コースに稲荷山コースを選択します。

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参考 高尾山マガジン 稲荷山コース

ハイキング、登山は上りよりも下りの方が怖いです。
1号路は舗装されている上りやすい道でしたが、稲荷山コースはほぼ登山道。
かなり気をつけてゆっくり降りていくことにします。

弱った足腰、増えすぎた体重、足場の悪い道を下るのはやはり少し厳しかったようです。ゆっくりゆっくり足場を選びながら下ったので所要は3.8km、1時間8分ほどかかったようです。
1号路の上りとほぼ変わらない所要時間……まぁそういうことでしょう。

この日のウェアは、一応ハイキング用途でも使えるものです。
・上 マーモット クライムスピード半袖
・下 マーモット トレックコンフォパンツ
・下着 ファイントラック スキンメッシュ上下
・靴下 ファイントラック メリノスピンソックス
・靴 メレル モアブ2 ミッド

装備は、自転車で使っているものを流用しています。
・ザック ドイター トランスアルパイン25(旧型)
・上着  モンベル ULウインドブレーカー(雨具がわりの兼用)

無事、麓まで帰って来ることができてよかったです。
ケーブルカー使わないと、高尾山もそこそこ上りがいがあるのではないかと思います。

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世の中的に落ち着いていれば、もう少しゆっくり休憩したりしたいところですが、サクッと帰ることにします。
高尾山口駅までの間にいろいろお店はありますが、今回は残念ながらパス。

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駅前で靴を洗って泥を落として、普通の人はここから電車で帰るのでしょう。「いやぁ、楽しかったねぇ」とあとはのんびり。

高尾山から自宅まで(復路)
こちらはまだ少し頑張る必要があるので、また駐輪場へ。13時半頃

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トップ画像は実は帰りの写真です。
自転車を駐輪場から出して、あとはまた40kmほど川沿いを下って帰るだけ。

帰りも浅川沿いで何度か道を間違えながらも、少し余分に走って2時間ほどで帰宅しました。

ふり返り
このときの反省ですが、水分補給が少し足りなかったようです。帰りの途中で自販機でスポーツドリンクを補給していたりしますが、もう少し水分多めに摂っておいた方がよかったです。
あと、食事なしというのも本当はダメですね。少し自転車で走って体力を回復させつつ体重も落としたいと思っていたので、この日はトレイルミックスを1袋だけでした。
自転車80km、ハイキング8kmほど、約6時間半ほど動いているわけで……
適切な補給は摂った方がよいです。

ちなみに、帰宅後装備の再検討ということで、トレッキングポールを新調しました。それを使ってもう一度高尾山ハイキングに出かけてますが、また別のお話ということで。

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