見出し画像

理想のxxを考える。※なおxxには任意の食べものが入ることとする

「理想のミックスフライ定食を考えよう」という、素敵すぎるツイートを見た。

このツイートを見て、「ミックスフライ定食以外にも、自分の理想のxx(xx=任意の食べもの)」を考えたら楽しいのでは?と思いたった。

ちなみに、私の理想のミックスフライ定食は「カニクリームコロッケ、コーンクリームコロッケ、大きな海老フライ、牡蠣フライ(もちろんタルタルソース付き)、ふわふわのキャベツの千切り、白米、わかめと豆腐のお味噌汁」だ。

私はフライならアジフライが特に好きなんだけど、アジフライは単体で食べたいのだ。ハロプロでいえば、アジフライは松浦亜弥的な存在だと思っている。あややはモー娘。に入るよりもソロのほうが絶対に良い。そういうわけで、アジフライは好物だけれどミックスフライ定食ではなくてアジフライ定食で食べたい。

このnoteは、こうした調子でいくつかの特定の食べ物に対して私の理想を語る記事である。

1. 理想のクレープ

私はクレープが好きだ。あんなに人を幸せにする食べものってなかなかないと思う。食べているとIQが3くらいになる。

世の中には数々の小洒落たクレープがあるけれど、私の理想はお祭りの屋台のクレープだ。あの、ちょっと焼きすぎてペリペリした生地がいい。途中で包み紙を食べても一瞬気づかないくらいの生地がいい。

具は生クリーム+ブルーベリーソース。チョコバナナと迷ったけれど、私にとってクレープは生クリームをがっつり食べるものだ。バナナやチョコレートは全体的に甘すぎてしまう。ブルーベリーソースは甘酸っぱいから、もったりした大量の生クリームを一番おいしく食べられる気がする。

ああ、ここ数年ご無沙汰な、吉祥寺の「サーカス」に無性に行きたくなってきた。

「ジャンボで安い!」の謳い文句通り、とにかくボリューミーで安い。店主の「安くお腹いっぱいになってほしい」という心意気を感じる。生クリームたっぷりのクレープ、まさに私の理想だ。

2. 理想のおでん

「おでんの具で外せないものは何か?」と聞かれれば、私はまず「じゃがいも・こんにゃく・大根」を挙げる。コンビニのおでんを買う時も、だいたいそのメンバーは欠かさない。じゃがいもは煮崩れやすく管理が大変なせいだろうか、最近見かけない気がする。悲しい。

おでんのじゃがいもはむしろ煮崩れているくらいが好きだ。あの、じゃがいもが溶け出してとろっとした出汁が冷えた体に沁みる。

薬味は柚子胡椒(春はあけぼの、みたいに言うな)。

セブンイレブンさんでおでんを買うときは意地汚く柚子胡椒を2個いただいてしまう。1個だと足りないから……辛子はもらわないから……許して……。

それと、なんといっても大根。おでんの出汁がしゅんだ大根は格別だ。家で作るとき、多少面倒でもしっかり面取りをする。おでんの主役は大根だと思っている。

こんにゃくは糸こんにゃくも好きだけれど、あの灰色の三角形のこんにゃくが好きだ。おでんの具材はやわやわしたものが多いから、三角形のこんにゃくのプリッと弾力のある歯ごたえが余計に美味しく感じる。食感にメリハリが出る。

究極をいえば、私はおでんには上記3つの具材があれば満足だ。けれどしいて付け加えるなら、はんぺんとウインナー、出汁巻きも入れたい。

おでんの定番・練り物は実はそこまで好きではないのだが、練り物を入れることで出汁に旨味と深みが出るはず。おでんは出汁が美味しくてなんぼだから、やっぱり練り物も外せない。

iOS の画像 (30)

※写真は小田原で食べたおでん。じゃがいもがなくて悲しかったが、それがどうでもよくなるくらい美味しかった。練り物の種類が豊富で、メニューを眺めているだけでも楽しい。

3. 理想のミックスサンド

これはとても難問だ。サンドイッチ単体なら、「出汁巻き玉子サンド」が一番好きだ。でもミックスサンドとなると、不思議なことにミックスフライ定食における「アジフライは単体で食べたい理論」と同じ現象が起きる。ミックスサンドなら、「ゆで卵を潰したタイプの玉子サンド」が良いのだ。

あれこれ考えたが、ミックスサンドは次の①~③のセットが理想だ。

①ゆで卵を潰したタイプの玉子サンド(粒マスタードとあらびき黒胡椒がしっかり効いているもの)
②ハムチーズサンド(ハムもチーズも安いもの)
③きゅうりサンド(きゅうりにしっかり塩気がついているもの)

ミックスサンドは、やっぱりバランスが大事な気がする。トマトやレタスが入ると途端に水気が増す気がして、なるべく少ない具材で味や食感のバリエーションのある組み合わせが私の理想だ。

4. 理想の朝食

これはもう、私の中で決まっている。青森は弘前の地域スーパー「虹のマート」で食べた朝食だ。鮮魚店やお惣菜屋さんが所狭しと並び、見ているだけでも楽しい空間なのだが、

ここで食べた「納豆はんぺんフライ、筋子のおにぎり、豚汁」が私にとって理想の朝食だ。

納豆はんぺんフライはご当地グルメらしく、はんぺんにひきわり納豆を詰めて揚げたもの。衣のザクザク感とはんぺんのふわふわ感、そしてひきわり納豆のなんともいえない黄金バランス。揚げものだけど、何せはんぺんと納豆なので全く重くない。考えた人は天才だ。

そして筋子のおにぎりと豚汁。私は虹のマートで筋子のおにぎりに目覚めた。米も筋子も美味しい。豚汁は優しい甘さの味付けで、確かごま油は入っていなかったように思う。

納豆はんぺんフライと筋子のおにぎり、豚汁という一見カオスな組み合わせのようだが、この3つをチョイスした自分を褒め称えたいくらいには最高な朝食なのだ。

5. 理想のお弁当


なんて難しいお題を思いついてしまったんだろうか。まず主食一つとっても「おにぎりorお弁当箱に入っているタイプ/白米or炊き込みご飯/ふりかけは有りor無し」など、無限にパターンが考えられる。

悩みに悩んで、私の理想は海苔付きの塩むすびが2個。具材は無くていいという結論にたどり着いた。お弁当のおかずは味が濃いめだから、おにぎりには味がついていなくて十分だ。

しかしおかずもまた悩ましい。唐揚げか、シャウエッセンか、ハンバーグか、はたまた塩鮭か…欲張って全部入れるのは無粋なのだ。あくまで選び抜いたおかずだけで構成されたお弁当を考えたいのだ。あっ、アスパラのベーコン巻きもいいな…。

お弁当はとてもじゃないがこの記事だけで答えを出せそうにない。というわけで、第2弾に続きます。この期に及んで、「塩むすびではなく海苔弁タイプもアリでは?」などという考えが出てきてしまった。

じっくり考えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?