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【負の財産を背負うということ】

これほど、嫌なことはない。

自分自身が、売るに売れない不動産を相続したから、よく分かる。

でも、被相続人にその事を伝えるはとっても難しい。

やはり、自分が苦労して取得して管理してきた土地には愛着がある。
しかし現実的には、その愛着=資産価値にはならない。
そこを理解してもらうのは、なかなか難しいのである。

被相続人の想いと、相続人の想いが一致していることは少ないのが現状。
良かれと思ってした事が、良くないパターンが多々ある。

例えば、接道義務を果たしていない土地。


このような土地は、建築物も建てられないため、資産価値としては
グッと下がる。
誰かが欲しいと手を挙げたとしても、銀行が担保として見てくれないため
ローンを組むことも難しい。
そうすると、現金一括で買える人でしか買えない為、さらに売却が難しくなる。

更には、相続人が複数人いる場合はこのような不動産を相続した際には
もめ事になることが多い。
『この不動産はいらない。この不動産は欲しい』という具合に。
相続放棄ということも出来るけれど、それはプラスの財産も放棄するということ。
プラスの貯金があり、マイナスの不動産がありという時に、どちらかだけを相続するということは出来ない。

で、あればマイナスの不動産は売れるならば、プラスの現金に換えておいた方が良い。

もっともっと、不動産屋として
いや、人として伝えれる人間力をつけていきたいと思う
今日この頃でした。

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お読み頂きありがとうございます😉
(株)ニコイチ不動産 杉浦 葵



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