今、本を読むのに必要なのは「人の手」だ!タイパ時代の読書とは
「活字離れ」という言葉がメディアで踊り始めて早20年近く。相変わらず日本人の活字離れは止まらない。雑誌は次々廃刊になり、書店の数は10年前より約5,000店も減った。地域に書店が一つもない、いわゆる「無書店地域」は全国で26.2%に上る。
スマートフォンの普及、SNSやVOD(ビデオオンデマンド)の浸透などによって、いつでもどこでも楽しめる身近なエンターテインメントが溢れる今、余暇を過ごすのにあえて読書を選ぶ人は少ない。加えて「タイパ」という言葉が流行し、ただでさえ時間のない