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2. 撮れない時はロケハン

君はカメラが好きになるメモ 2. 撮れない時はロケハン 

メモ「1」で、カメラを手に持っていればシャッターを切れるようになる。
と書きましたが、それでもシャッターが切れない時があります。
撮影する時間がなかったり、体調不良や、カメラを忘れてしまったり。

夜雨に濡れた道端のマーガレット。

そんな時は、「今日はロケハン」だと思って歩くことにしています。

ロケハン:映画やテレビの制作において、主に屋外のロケ地(=スタジオ外の撮影場所)を探すこと Wikipediaより
だそうです。
(調べるまで「ロケ班」だと思っていました。)

綿毛が飛び終わり、枯れるのを待つタンポポ。
そこを光が横切ったように、街灯の光を反射する道草。
こういうのを見つけると、仕事で疲れた帰り道でもテンションが上がります。

私は被写体に寄って撮影することが多いため、被写体を探す時は視野が狭くなってしまいます。
特に仕事帰りの撮影が顕著です。

最寄駅から自宅までの道は暗く、道を照らすのは街灯のみのため、被写体は街灯が当たっている狭い場所になってしまいます。
夜道で、街灯の下に立ち尽くして道草を凝視しているので、かなり怪しい人です。
いつ警察に声をかけられるか心配しながら撮影してます笑

雨に濡れた草花は、それだけで最高の被写体です。

「ロケハン」と思って歩くと、
探すものが「被写体」でなく「撮影場所」になるので、
自然と視野が広くなります。

いつも足元を凝視しているので、目線を上げ、遠くに目をやることで世界が広がります。
仕事帰りの道では、遠くの街灯を見つけて、今まで気が付かなかった道を見つけたり、街灯が当たっていない所にも目がいきます。

街灯に照らされるシロツメクサ。

仕事帰りの道は疲れているため、何も考えず習慣化されたいつもの歩道を、無意識に歩いていました。
そのため、その道の反対車線にも歩道があり、その道沿いには街灯もあったことに気がついていませんでした。

シャッターが切れない時は、無理をせず肩の力を抜いて、視野を広げることも大切ですね。
気持ちを切り替えて、ロケハンです。

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