見出し画像

【海外で感じる圧力】INFJとカナダ🇨🇦

こんにちは。
くもくもです。

最近noteを始めて、留学やワーホリについて記事を読むこともあるのですが、皆たくましくてついつい自分と比較して悲観的になってしまうので、自分に焦点を当てて書いてみようと思います。

主に前回の留学(2018-2019)についてのお話です。

私は、大学3回生の年に休学をしてトロントの語学学校に1年間留学をしました。

というのも中3の夏休み、1ヶ月だけトロント大学のサマーキャンプに参加したことがあり、自称英語得意学生であったにも関わらず、全然聞き取れないし全然話せないし「英語得意って言える分際じゃないじゃん」とショックを受けたため、同じ土地で必ずリベンジを果たすと決めていました。

留学時の目的はただ一つ「英語力を上げること」でした。
そのため、学校に真面目に通い、宿題も必ずやり、毎日英語で日記を書き、新しい単語はすぐ使ってみたり、レジの人と頑張ってスモールトークしてみたり、と自分なりに英語力の向上が感じられる充実した日々を過ごしていました。

でも、同じ学校に通う日本人に「せっかくカナダにいるんだから、カナダでしか体験できないことしないと、もったいなくない?」と少し見下した感じで言われました。

彼の言う「カナダでしか体験できないこと」とは、NBAの試合を観ること、現地の人のパーティーに参加すること、クラブに行くこと、ボランティアをすること、いっぱい旅行をすること…などでした。

親とビデオ通話した時も「もっと外に出て色々な経験をして、色々な人と関わって価値観を広げなさい」と言われました。

留学に行く、ワーホリに行くというと一瞬で「海外楽しんでるな〜」ということがわかる所謂キラキラした体験を思い浮かべることが多いですが、私が求められたのもそういう類の経験でした。

しかも、言ってくるのはだいたい日本人でした。他国のクラスメイトやホストファミリーは「あなたが行きたくないならそれで良いじゃん!」「また行きたくなった時に行けば良いよ!」と良い意味で放って置いてくれました。

あまりにも言われるものだから、私も勇気と体力を振り絞ってミートアップに参加してみたり、言語交換アプリを入れて色んな人に会ってみたり、爆音で音楽がかかるバーに行ってみたこともありました。

正直本当に疲れました。人の価値観に触れるとか文化に触れるとかの前に、新しい環境でどうやって自分を守るかが最重要案件でした。
人数把握、自分の逃場の確保、どうやったら和やかな雰囲気が作れるか、自分の荷物は無事か、門限に間に合うか…など、心配する項目が多すぎて終始上の空だったと思います。
だから楽しい印象もないし、正直自分の身が削られただけだなあと思いました。

私としては、日常生活の中にこそ日本と海外の違いがあると思うんですよね。

私は、日本より高さのあるキッチンで料理をしたり、時間通りに来ない電車を待ったり、高すぎる陳列棚が当たり前のスーパーで買い物をしたり、色んなところにある誰でも座って良いベンチに座って風を感じながら本を読んだり、とかそういうことを日常的に当たり前にしている時に、海外らしい経験をしているなと感じました。

日常に潜む小さな違いに気づいてそれで充分満足だから、わざわざ大きな刺激を受けに行こうとはなかなか思えないのです。

はたから見ると「もったいない」に見えるのもわかるけど、実際にはちゃんと自分の中に小さいけど大切な経験が積み重なっています。

だけど、いざ「もったいない」と言われると「やっぱりそうなのかな…」と簡単に揺らいでしまうのも困ったものですが…

人間の性質は、日本にいようと海外にいようと変わらないんだな~と感じた出来事でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは、良い1日を!

くもくも


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?