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過渡安定度とタービン高速バルブ制御

平成29年度 電験二種 二次試験 電力管理 問2

本問の(4)も質問してよろしいでしょうか?

「事故を検出して,高速に蒸気弁を閉鎖し,タービン出力を減じることにより,主に事故除去後の減速エネルギーを増加させて,過渡安定度を向上させる」

というのが模範解答です。
一方本記事で超速応励磁方式を採用すると
「極めて短時間の間に発電機内部誘導起電力を高め、発電出力を大きくすることで事故除去後の減速エネルギーを大きくできる。よって過渡安定度の向上を図ることができる」
ということで・・・

一方では
タービン出力(≒発電出力)を減らして事故除去後の減速エネルギーを増加
もう一方で
発電出力を大きくすることで事故除去後の減速エネルギーを大きくする

この二者は矛盾しているように感じますが、どのように理解すればよいでしょうか?

ご質問

ということで、過渡安定度の論説第3弾です。

電験王の解説ページはこちらです。

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