見出し画像

同期機の磁極位置と電流との関係

平成26年度 電験三種 機械 問5

同相や、遅れ進み時の減磁作用、増磁作用は右ねじの法則に則り磁束の向きを矢印で描くと理解できています。

わからないのが遅れ進みを何で判断するかです。
各種参考書でも電機子起電力や電流に触れているものもありますが、ベクトルで考えるべきなのか、別の理屈があるのか理解できていません。
試験対策の目的を見失って突き詰めるつもりはないのですが、ここを理解できていないと少し捻られただけで遅れ進みや増磁減磁を逆に考えてしまいそうで質問をさせて頂きました。

ご質問

ということで、今回は参考書によく出てくる図を見て、なぜそれが遅れ・進みであると言えるのか。遅れ力率0とはどういうことなのかについて回答します。

対応する電験王のサイトはこちらです。

まずは、力率1、遅れ力率0、進み力率0それぞれの場合の磁極と電機子との関係の図を見てみましょう。

力率1
A:遅れ力率0 B:進み力率0

この図から、遅れだったり進みだったりがなぜ判断できるのかについて回答します。

ここから先は

2,182字 / 10画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?