自分の中のリトルNIKO

リトルNIKOとはサッカー選手である本田圭佑選手が言った「自分の中のリトル本田」へのオマージュを込め、「俯瞰の自分」を指している。

この場合の「俯瞰」とは「広い視野でものごとを見る」「大局的な視野に立つ」「客観的に全体像をとらえる」というような意味だ。


さて、私は俯瞰で物事を見ることが苦手である。

「もっと俯瞰的に物事を捉えたほうがいいよ」「リトルNIKOで考えてみて」と友人に言われたこともある。


しかし、鬱の状態が強く出ていて辛いときには、このリトルNIKOが大活躍するのだ。


まず、インターネットで「うつ病」「境界性パーソナリティ障害」「回避性パーソナリティ障害」「摂食障害」「パニック障害」etc...など、私が罹患している精神疾患で思い出した病名をとにかく検索してみる。

そして検索で出てくる記事を読みあさり「今この病気のこの部分が強くでているだけだ」と俯瞰的に「今」の自分を見るのである。


そこで登場するのがリトルNIKOだ。
「NIKO、今のあなたはこの症状が強く出ているだけ、必ずその波はおさまるよ、経験的に知っているよね?大丈夫だよ」
リトルNIKOが慰めてくれる。
(補足だが、解離性同一性障害(多重人格)には罹患はしていない)


俯瞰的に「今」の自分の状態を知ることで「だから今私は辛いんだ、でもこの波は必ずおさまる、だから少しの辛抱」と自分を客観視することができるのである。


辛かったりしんどかったりしているときは、何も考えられないことが多い。

しかし、リトルNIKOを作ることで「もう1人の自分、俯瞰の自分」として自分の状態を客観的に見ることができ、そうすると経験的にこの波はそのうちにおさまることも知っているし自分でも「大丈夫、波は必ずおさまる」とそう思えるのである。


この方法はわりとどっぷりと鬱の世界にいるときは私の中で有効である。

しんどい思いをしているあなたも「自分の中のリトル〇〇」を作ってみてはどうだろうか?


意外と復活するまでの時間は早くなるのでお勧めだ。


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