ドM式スパルタ泣き活で復活する

私はよく泣く。
映画やミュージカルを友人と観に行っても「え?泣くところあった?」と友人がビックリしてしまうくらいには涙もろい。


「 THE 無気力」の記事でも触れているが、noteを始めるきっかけとなった無気力な状態の当初、3日間はとにかく泣き続け4日目からはふとした時に涙が溢れ出すという程にはよく泣いた。


これは泣き尽くすまで泣くしかないなと思い、音楽を聴くことにした。
泣くことを目的としている為、バラード曲の多いFlowerさんの曲をとにかく聴いた。
(解散してしまったが、FlowerさんはLIVEに行くほどに大好きなパフォーマンスグループである)


音楽は感情を揺さぶる。とても揺さぶられる。
歌詞に共感することで、自分の気持ちや感情を顕在化し気付かせてくれるからなのだと思う。

ドM式スパルタ療法ともいえるこの作業は、心に刺さった棘を1本1本抜くようなモノであった。


私はうつ病を患って少ししてから心理カウンセリングを受けていたが、「抑圧された感情や出来事を顕在化する」という部分は心理カウンセリングと重なる部分が多いのではないか?と思う。


心の棘がある程度抜けると澱んでいた気持ちが少し軽くなり、まるで深海を潜っているような感覚から地上へ戻ることができた。

地上へ戻ってからも、なんとか這いつくばるくらいで立ち上がるまでにはある程度の時間は要したが、拒絶していた人との関わりも少しづつ持てるようになり、前を向くことができたのである。


「泣く」ということは決してそこに留まる訳ではなく、前を向く為の助走段階なのだと思う。

それにしても、よく泣いたものだ。


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