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この時期おいしい春キャベツ

こんにちは!
野菜ソムリエプロASUKAです。
今回は、今美味しい春キャベツ。
キャベツについてのお話です。

キャベツの歴史

キャベツは古代ギリシャ人も食用とした最古の野菜の一つで、世界的にも一般的。大きく分けるとブロッコリーやカリフラワーも仲間です。原産はヨーロッパですが、もともとの野生種はケールのような巻いていないタイプのものでした。
これをケルト人がヨーロッパに広め、現在のような丸い形の結球タイプが生まれたと言われています。日本へ入ったのは18世紀初頭の江戸時代。当時はオランダ人が長崎に持ち込んだため、オランダ菜と呼ばれて観賞用に栽培されていたそうです。
今では日本の野菜の生産量で150万トン、大根に次ぐ二位となっています。

キャベツの栄養素

キャベツの栄養素といえば、胃に優しいビタミンU。消化管のがん予防によいとされるビタミンUは、キャベツ特有の栄養素。
そのほかにビタミンCやカルシウムなどを含みます。糖質は葉菜類の中で最も多いとされています。うまみたっぷりの煮込みがおすすめ
また、キャベツはアミノ酸のうまみ成分グルタミン酸を多く含みます。寒玉に分類される寒中キャベツは煮崩れしにくいので煮込み料理におすすめ。うまみ成分が引き出され、美味しくいただけます。

春キャベツの特徴

ぎっしり詰まって甘さが詰まった寒中キャベツに対して、3月~5月に楽しめる春キャベツは中までふんわり、やわらかな食感が特徴です。
サラダやあえ物で食べると優しい食感が活きてきます。葉の緑部分には葉酸やβカロチンも含むので、油との相性がよく、炒めものにおすすめ。
火を通しすぎないようにさっと炒めると良いと思います。

逆に芯の部分にはビタミンCが豊富に含まれているので、芯の部分も煮込み料理に無駄なく使いましょう。

旬の味わい

同じキャベツでも、その時期で食感や味の違いが楽しめます。
旬の物を食べるということは生きものにとって、必要な栄養素を摂取することで健康を維持する大切で自然な流れなのだろうと思います
ぜひ、旬の食材を楽しんでいただければと思います。


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