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「内定時、運転免許なし。地理や運転が不安だったけど……」【23卒新入社員の就活体験記①】

ご乗車ありがとうございます。
日本交通(株)新卒採用担当です。

2023年4月、新卒でタクシー会社に入社した彼・彼女たちは今、順次研修期間を終えて現場でデビューしています。私たちの新卒採用チームにも18名の新入社員が配属され、学生さん対応をはじめとした責任ある仕事を担っています。

今回は、そんな新入社員にインタビュー。就活時代の振り返りや日本交通へ意思決定した理由、ぶっちゃけ入社後にギャップはあった?などなど、赤裸々な本音をお伺いしました。

Sさん(2023年入社)

奈良県立大学 地域創造学部 地域創造学科
新卒採用チーム配属


Q.就活時代の軸は?

軸は2つあって「人と交流できること」「自分の表現を大事にできること」

これまで生きてきた中で感じていたのは、家族や友人を始めいろんな人と関わって様々な体験をしたからこそ今の自分がいるということ。これから先も幅広く人と関わって、自分をより成長させたいという思いがありました。

また、私は昔から漫画や小説など芸術作品から刺激をもらってきました。見るのはもちろん作るのも好きで、漫画や小説を書いたり、動画を作ったり、絵を描いたり……自分の思いを表現をするのが大好きでした。どんな形であれ、自分という人間について表現することは続けていきたい。自分の個性を発揮しながら生きて行きたいと思い、2つ目の軸に行きつきました。

Q.見ていた業界は?

広告、出版業界を見ていました。
とはいえ、就活してる中で業界を絞りたくはなかったんです。就活だけに限らないですが、自分の既存の価値観の中で良しとしているものより、しっくりくるものはむしろその外側から来ると思っていたので。

大学3年の夏から業界を広げ、あらゆる説明会に参加していた中で、たまたま見つけたのが日本交通だったんです。夏のインターンシップに参加して「わあ、やば!」って出会いをしました。

その時、司会の人事の方に不思議な印象を持ったんですよね。他の会社にはない雰囲気。どんな会社なんだろうという興味と疑問で、説明会の後も残って担当の方と2人でお話したのを覚えています。

そして思ったのは、この会社の人は「会社として学生と接している」感がなくて「“人と人”として接している」ということ。確かに会社の話はしているんですけど、その人自身の言葉で話しているという感じがしました。

Q.日本交通の選考の印象

一次選考は、オーディション選考(※23卒当時の選考形式。学生さんの自由な自己表現を評価するもの)でした。

選考は、すごく楽しかったです! 他の会社の、いわゆる固い面接形式と違って何をやってもよかったので、個性出すのが大好きな私からしたら最高でした。選考官は若いイケメン(笑)の方で、今思うと偏見なんですが、ちゃんと私のこと見てくれるのかな?と思ってました。

でも自己表現をやりきったあとにフィードバックしてくれた言葉が私にどんぴしゃだったんです。「なんでそんなに私のことわかるんですか?」と聞いたら「Sさんがお話してくれたことを聞いていたらわかるよ」と言われました。一人の人として見てくれてるという気持ちになりました。

最終選考は対面形式です。部屋に入ったときはこわもてのお年を召した方がいらっしゃったので、第一印象では「この面接は固そう、これまでと違う」と思いました。

でも1対1で話してみると、それまでの印象と共通していましたね。面接官は私のような若造に対しても偏見持たずに興味もって聞いてくださいました。

Q.最終選考を控える方へのアドバイス

「緊張するな」と言っても無理かもしれませんが、とにかく普段通りの自分で素直に喋ってみてほしいです。日本交通の人はあなたがどんなことを伝えても興味を持って聞いてくれます!

変に隠す必要はなく、素直に言う方がお互いいい事しかないよと伝えたいです。

Q.日本交通入社の決め手

内定が出たのは3年生の12月でした。承諾したのは3か月後の3月。
内定は嬉しかったし日本交通は大好きでしたが、正直悩みました。社風も人も申し分なかったのですが、やはりタクシーという職業的なところですね。

親もタクシー会社への就職は大反対。とはいえ、そこは私の就職だし自分の人生なので、親に言われたからと言ってやめるつもりはありませんでした。それでも親とは関係なく自分の中でも「ドライバーできるかな?」という不安はあったんです。

地理を覚えるのは苦手だし、当時は運転免許も未取得。だから運転をバリバリやってる自分がまったく想像できない。そんな自分が、わざわざドライバーの会社に行くのか?という葛藤です。

でも、どうしても捨てきれない気持ちがあって。日本交通との縁を切りたくないという直観、それは人の良さでした。最初から私が共通して言っているるのは、日本交通は「人を人として見てくれる」ということ。

説明会で初めて会った時から、内定後にリクルーターと面談していた時まで、ずっと感じていたんです。それってすごいことですよね。日本交通のどの人と話してもその雰囲気が出ている。その精神で社風が統一できているのがすごいなって。ここで一緒に働きたい気持ちが強くなりました。

悩みは、内定後に担当リクルーターとして付いてくれた人事の方に話していました。面談もたくさんしてもらいました。担当リクルーターはもちろん、一次選考面接官をしてくれた方とも。その結果、運転や地理は大きな問題じゃないかなと思えるようになっていきました。

特に大きな決め手になったのは内定者イベントで参加した同乗体験。実際に営業してる人の横で仕事ぶりを見せてもらう体験は印象深かったです。自分が仕事している姿が見えた瞬間でした。それまでは遠くから見て漠然と不安だったことを、具体的にイメージすることができました。

Q.(Sさんは奈良県出身ですが)上京の不安はありましたか?

私は大学卒業まで家族と暮らしていたのもあって、もともと一人暮らししたくてしょうがなかったタイプ(笑)。よっしゃあという気持ちしかなかったです。就職したら絶対一人暮らしするぞという信念があったのでワクワク、ウキウキでしたね。

Q.2か月働いてみての感想

入社前後のギャップについて、学生さんから面談で聞かれたことがあります。その時も答えたのですが、いい意味でないです。

入社前はこれだけ手厚くフォローしてくれるけど、実際入社したら雰囲気が違うんじゃないか、裏があるんじゃないかと覚悟していましたけど、本当にそのままでした。研修もすごく手厚くやっていただきました。

Q.後輩へのメッセージ

自分の人生なので自分がしたいことや心惹かれることを中心に、心の赴くままにいろんなところに行っていろんな人と話して、生まれた関係性を大事にその先の道を決めてほしいです。

周りには人生の先輩として、あなたの将来にいろんな意見をくれる人もいると思います。でも「その人がそう言ってたから」ではなく、自分と話して決めてほしい。自分の声を聞いてみてほしい。

就活が辛いと言う人もたくさんいますけど、そこで向き合った分、あとでよかったなと思えます。今しかできないことを存分に楽しみながら就活をしてほしいです。


以上です。
第2回は23卒の男性社員にお話を伺います。
次回をお楽しみに!

Interview & Text : To Be


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