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ついにきたインボイスどうする問題

フリーランスの多くがそうであるように、私もインボイスなんて大嫌いです。ぐぅーこんな中小零細の民から搾り取るのか。消費税なんか大嫌いだぁー。

去年からぽつぽつとインボイスの記事を読んでは憤慨し、悲しみに暮れ、「まぁ、後で考えよ」と現実逃避して今日に至ります。

私はフリーランスといっても、元々派遣でお世話になっていた1社さんがほぼ全ての収入源です。収入は事足りているので、特に営業をかけたりもしていません。
ついにその会社さんから「インボイスどうしますか?」的なアンケートが来ました。「適格請求書発行事業者についてのアンケート」というやつです。

はーどないしよ。
もう現実逃避はできません。状況を整理するためにnoteにまとめることにしました。

選択肢は2つ、しかし…

選択肢は「免税事業者のままでいる」か「課税事業者になる」の2つしかありませんが、細かく考えると悩ましい分岐があります。

①免税事業者を貫く

適格請求書発行事業者になる予定はありますか?という質問に「いいえ」と答えるケースです。
その場合、理由を記載する欄がありました。

理由…理由…りゆう…?
そんなの収入減ったら嫌だから以外にないやん。あとは政府の悪どい制度変更に素直に従いたくないとかもあるけど、余計書かれへんやん!(急なエセ関西弁)

うーん、「収入が減るのが怖いので未定です。」って書くのか。恥ずかしいけど書くしかないのかな。

頑張って書いたとして、仕事切られちゃう可能性もあるのかな。
一応、免税事業者のままだからと言う理由で取引中断してはいけないという記事も何かで見たけど、いうて中小企業ではそんなのあるあるかもしれないしな。いきなり切られて収入ゼロになる方がもっと怖いし。
どうしたらええんじゃぁ!!(急な家康)

免税事業者でいるリスク
・収入減るのがやだって言うのが恥ずかしい
・仕事切られるかもしれない

②諦めて課税事業者になる

適格請求書発行事業者になる予定はありますか?という質問に「はい」と答えるケースです。
その場合「登録時期はいつ頃でしょうか?」という質問が続きます。

いつ…いつか、やります。未定ですじゃあかんかな。あかんよね。そりゃそうよ。一応アンケートには、目安でよいと書いてあるけど、何年何月までかかなきゃいけないぽい。

経過措置とは

インボイスには経過措置というのが設けられています。
2023/10~2026/9まではインボイス対応してなくても80%は控除できるという措置。その後50%に減り、2029年10月からついに0%になるそうです。
↓わかりやすかった記事

つまり、私の取引先は消費税10%のうち8%まではこれまで通り処理できるので実質2%しか損しないわけで。
であれば2026年までは待ってください、これまで通りお金ください、と言ってみてもバチは当たらないのではないかと思うところなのですね。。。

インボイスに少しでも抗いたい私にできるのは、「はい」と答えて登録の目安を「2026年9月」にしちゃうことかなぁ、と思い始めています。
3年たてば、仕事の状況も変わっているかもしれないし、税制もまた変わっているかもしれない。
今のインボイス制度に素直に従ったら、将来的にさらに制度が改悪されてしまうかもしれない。従順な小市民になりたくない。
裏で文句を言いながら素直に従うなんてブラック企業で愚痴りながら勤め上げるブラック社員みたいだ。
フリーランスなのに!

でも待てよ。2026年9月といえば、もう登録事業者に登録する期限(2023年10月)は過ぎているよね。そもそも3年経ったら登録できないの…?

登録できないのに目安2026年とか書いたら、経理の方を困らせてしまうやもしれぬ。クスクスこいつなんもわかってないでやんの、と笑われてしまうやもしれぬ。これはちょっと調べてみなければ。

課税事業者になるリスク
・消費税取られる
・今後さらに改悪されるかもしれん

簡易課税?

うーんわからん、と調べれば調べるほどわからなくなってくるインボイス。
こんなのさ、小さい八百屋さんとかやってるおじいちゃんおばあちゃんどうしてんのやろ。税理士さんに任せてんのかな。そうなんやろな。

数少ない私の知り合いにいるフリーランスの人に話を聞いてみたところ、「なしこさんの場合、簡易課税事業者になれると思うから、増える税負担は少ないはず」と教えてくれました。

簡易課税に関してはこちらの記事を読んでみました。安定のわかりやすさ、freee。

もちろん私は課税売上高が5,000万以下だし、書類一個(「消費税簡易課税制度選択届出書」)提出するだけならそんな大変でもなさそう。
仕入率など考えるのは、、、あかん、算数が苦手なのでいつか得意になったら考えよ。現実逃避ふたたび。

結論はまた後日

そんなわけで、色々書いてみたら現実的なのは「できるだけ先延ばしにした上で、(簡易)課税事業者になる」ことなんだろうなと思います。

思うんだけど、、、やっぱりモヤモヤするものがあります。
税金なんだから仕方ない。これまで免除されてたのが益税だったんだから。
理解はできますが、だからってなんも淘汰されやすい中小零細の民を狙うのはどうなんや。それがお上のやることか!と憤慨する気持ちはあります。

もともと課税事業者だった取引先も、無駄な事務作業が増えて大変だと言ってたし、なんかこう…国以外何のメリットもない制度なんですよね。
ここまでして集めた税金がろくなことに使われなかったらこの気持はどうしたらいいんや、お昼寝議員の懐に収まるのだけは許しがたい、みたいな気持ちになってしまいます。
もうね、フリーランスのみんながそう思っているだろうけど。悔しい悔しい。どうしたらいいの。ストライキ?デモ?

取引先に迷惑や負担をかけたくはない。反抗したいのは国なんや。次の選挙は絶対インボイスに反対してる党にいれるもん。
ああでもそれくらいしかできないのが歯がゆい。

というわけで結論を出すのはまた明日にしよう。。。

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