見出し画像

能登の巡り編‐③須須神社‐奥宮にて‐

前回②がまだの方はこちらから



珠洲市への道中にて


2024年7月28日
お話し会が終わった翌日は
石川県珠洲市へと向かいました


道中に車の窓から映る街の景色は
半壊した多くの家屋です

中にはペシャンコに潰れて
全壊している家屋も珍しくありません


能登半島地震から8か月以上たった
今でも壊れた建物たちはそのままです

そしてそれらは土に還ることもなく
人気のない土地の中で
やり場のない表情を浮かべているようでした


電信柱は斜めに傾いているものもあり
地面の隆起があちこちにみられます

震度7というのはいかに揺れが大きくて
すさまじいものだったのかを
街のあちこちでそれを物語っていました



車を走らせて2時間ほどで
目的地に到着しました

着いた先は
珠洲市にある須須神社(奥宮)です
本日はこちらで場の開きをおこないます


須須神社奥宮にて


須須神社の奥宮は
山を登ったところにありますので
軽い登山をするかたちになりました

山伏(やまぶし)山の
山頂に位置するのですが

入口の鳥居からざっと20~25分ほど
山頂まであがることになります


山道も話しながら登ると早いもので
山頂に到着すると

たくさんのクロアゲハが
私たちを出迎えてくれました

人懐こい蝶々のようで
逃げる気配がまったくなく

すぐ近くを舞を踊るかのごとく
ヒラヒラと飛び交っています


社および山に向かっての
ご挨拶を済ませて息も整いつつある中で
いよいよ皆で光降ろしをすることになります


菊紋の上にUFOのような形を
お仲間が発見


いつものように両の手を合わせて
真中 真白の心地で
すっとその場に溶け込みます


真中 真白の感大事にいたせと
見えない存在は申しますが

真中 真白とは 憂いや不安が
いっさいない状態のことを指します


静まりかえる中で
虫の音だけが鳴り響くあとに
音葉さんのみ唄がはじまりました


まさに蝶の舞を連想するような
柔らかき躍動感あるみ唄です


(音葉さんの身体を通して)
続いてお言葉を頂きました


目に見えないことに大事ごとあり


地震があったあと
人間はつい壊れたものことや
その被害に意識がいってしまいます

しかしそこに大事ごとはあらず
本当に大事なことは

目にみえないことにこそ
すべては詰まっていると仰います


要らぬものばかり抱えてしまう
人間たちに対して

本当の幸せは
目に映るものごとではなく

柔らかい風に 羽を休め
自由に飛び立ち 土に還る

蝶のような営みと申します




自然から遠ざかる生き方を
選んでしまった人間たちは

天の意に沿った生き方から
離れすぎてしまいました


しかし
その天の意に沿った生き方こそが
人間が本当の意味で幸せを手に入れる道


この地球に生かされる道を選ぶなら
しかりとその道筋と向きあい

生き方を改める必要が
私を含めて多くの人々にあります


全員とは言いません

それでもひとりひとりが
星と 万物と 自然と 生き物たちと
共に生きると決めて


天の意に沿った生き方に
寄り添っていったなら

この世の見えるも見えないも
必ずやあなたと共に動き出していきます

あなたが真中 真白になることによって
繋がっている他の糸糸に
光が降りるようになっています


(闇がわるいとかそういうことを言いたいわけではなく、闇あっての光です)


各々がそれぞれの場において
必要なきことを手放すことで
多くの光が巡っていきます


これからの世代に
美しい地球を残すためにも

自分たちがほんとうの幸せの道へと
万物と共に進ませてもらうために

肚内をさらけ出して
何ためにその命を燃やすのか

その想いを音声と共に
行動にしていきたいと思います


優しきお言葉に
人間の至らなさを詫びつつ

深き愛に心より感謝申し上げます
ありがとうございました


人間が作ってきたものが壊れたとき
悲しみや怒りを持つように


山神や海神を含めた自然の神たちも
山を壊されて、海を汚されることに

自然を含めた生命の営みを崩されることに
これ以上我慢ならないのです

それらは人間の想像を超えて
長い悠久の時を経て
創られてきたものばかりです


決して人間たちに
創りだせるものではありません


自然たちを守ることは

自分たちの命のいやさかに
繋がっていることに気づく必要が
あるのではないでしょうか


すべては元ひとつ

命は廻り廻り
トワに循環していくように

元還りは多くの存在の
切なる願いでもあります



最後までお読み頂き
ありがとうございました :-)


次号(能登の巡り編-④)
『輪島市鴨ヶ浦での赦し』




地震についての予言めいたことや
不安を煽る輩が多い中

音葉さんが地震に対しての心得や
具体的な不安や恐怖の手放しについて
わかりやすく書いてくれています↓


【音葉*言の葉*伝えごと】
地震の時に私たちが出来ること


サポート費用はすべて巡り旅の 活動資金として大事に使わせて頂きます 温かい応援に心から感謝いたします