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他人が自分の苦しさを100%理解することはできない

タイトルが冷たく感じてしまっていたらすみません。ただ、こうやって考えることで、私自身は気持ちがすごく楽になるので、今回はここで頭の中を整理してみます。


※ここから少しだけ、自分がどうして大学を休むことになったのかを書きます。
もし、気持ちが暗くなってきたら、ちゅうちょなく読むのをやめてくださいね。


初めての一人暮らしで家事も買い物もぜんぶひとりでやって、大学の課題をこなして、先生に何度もダメ出しをもらってはやり直して、就職のためにインターン探して自己分析して、帰省したらスーツ買おうとか考えて、企業研究をして、卒業制作のアイデアを考えて、友達の相談には親身になって、自分が寂しくても聞き手に徹して。


そうやって生活していたら、気付いたらそれ以上がんばれなくなっていました。


その後、少しずつ心も体も、追いつめる前の状態に戻ってきた今、私はまた将来のことを考えるようになりました。


就職について考えたり、友だちに大学のことを相談してみたり。


ゆっくりアクセルを踏んでいる中で、ふと

「私、また苦しい方へ進んでいるかも」

と感じました。


今日までの数日間、就職のことを少し考えていたのですが、本当をいうと、就活がめんどうだし、行ってみたいな〜と思える企業もまだ見つかりません。就職しても、時間に縛られるんだろうな、朝も起きなきゃいけないし、たまに社交辞令を言わなきゃいけないし、やりたくない仕事をしないといけない。

就活も就職もしないで生きていけないかな〜。

そんなふうに考えるときもあります。

わたしは、できた人間でもないです。休むまでは、真っ当なことを真っ当に取り組んで、一生懸命にがんばる、ということを意識して生きていました。それが正しいことだから、と思って。
でも、休んでみて、「がんばるって人間に必須なことなのかな?」って思うことが増えました。

きっと誰でも考えてることだし、みんな楽して生きていたい。あなたと同じ就活生だって、同じような不安を抱えてる。就職して働いたことがないからマイナスに考えてるだけ。やりたくなくても皆は我慢してがんばってる。苦しいことなんて誰だって経験してるし、あなただけじゃない。だから、あなたもそろそろがんばりなさい。目的なく生きてるとだめになっちゃうよ。

そんな声が、現実からも画面の中からもたくさん聞こえてくる気がします。

自分でも、前は一生懸命にがんばることに疑問なんてもってなかったのにな、と思ったりもします。

全ての「がんばる」を否定してる訳ではなくて、今でも、純粋な自分の「やってみたい」に素直になって進んでいけたらいいなって思います。

でも、そうやってぐるぐる考えてみて最近よくたどり着くのは、

「私の『苦しい』を、どうして他人の『誰か』が判断できるの?」という疑問です。

すごくひねくれたことをいうと、

「苦しいの規準って、いったい誰が持ってるんだろう?」

とも思います。

ほんとにごめんなさい、ひねくれてて。


当たり前だけど、私は自分の周りにいる人の苦しさをぜんぶ理解することはできません。

それなら、その逆もしかりで。

つまり、私が苦しい、辛いと思っていることって、あくまで私の体力とか打撃に対するこころの弱さとか、そういう「私のものさし」ではかってます。私以外の誰かのものさしはあんまり正確ではありません。

冒頭で書いた、私が休む前に抱えていたことだって、「そんなのは大したことじゃない」と思う人もたくさんいると思います。もしかしたら「自分だったらもっと落ち込んでたかもな」と思う人だっているかもしれません。

そして私と同じ状況じゃなくても、それぞれがそれぞれの苦しさを抱えていると思います。そう頭では分かっていても、「苦しい」と感じているのはその人自身だから、他の誰かの感覚と比較できるものではないんです。

他人が「あなたは今楽をしてるように見えるからそんなに辛くないでしょ」「私の苦しいとあなたの苦しいは同じ程度」と決めることはできないはずです。

自分のことをすごく大切に思ってくれて、心配をしてくれる人はいるかもしれません。それでも、100%理解してもらって守ってもらったり、休むように止めてもらうことはむずかしいです。

だからこそ、自分で自分の苦しさを分かってあげて、休ませてあげる必要があるんだな、と感じました。

自分を守れるのは最終的には自分だけ。

寂しく聞こえるかもしれないけれど、これって本当の意味で「自分を大切にする」ための第1歩になると思っています。

過去の投稿とかぶる部分があるかもしれませんが、たぶん、それだけ今の私が強く感じていることなんだと思います。

こうやってnoteに書くことで、自分の本心を外に出して頭の中を整理してるので、書くことがかぶっちゃうのはお許しください。


ゆるゆるな長文をここまで読んでくださってありがとうございました。

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