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サクセス荘の愉快な住人たち紹介 第3弾《筆者視点による》

こんにちは。

今回は、一発本番ドラマ『テレビ演劇 サクセス荘』の住人紹介第3弾です。
いよいよ折り返しに入りました。

『テレビ演劇 サクセス荘』は、今年12月に『映画演劇 サクセス荘』としてスクリーンに進出します。

今、宣伝隊長ヒッピ(寺山武志さん)がサクセス荘公式Twitterで宣伝をし始めているので、見ていない方はぜひ。Twitterで #細かすぎて伝わらないサクセス荘 というハッシュタグがトレンドに上がっていたことにも気付かず、noteでゆるりゆるりと投稿していました。何だか寂しかったです。笑
でも、私はnoteで勝手に宣伝し続けちゃおうと思います。

サクセス荘を既に知っている方も、そうでない方も、ぼーっとしながら読んでもらって、「こんなこと考えてる人いたのね〜」「そんなドラマがあるのね〜」くらいに思ってもらえたら嬉しいです。


また、今回は第3弾なので、第1弾、第2弾を先にササーっとでも読んでもらえれば話の流れがわかりやすいと思います。どっちも読んで、というのはわがままなので、お時間がある方はぜひ飛んでみてくださいね。
下には第2弾だけ貼っておきます。


あと、これだけは毎回ちゃんと言っておこうと思っているのですが、ここから先はほとんど筆者の主観で、寄り道もしまくります。

そして、ネタバレも含むので、ご了承くださいませ。


【サー(荒牧慶彦さん)】

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302号室に住んでいる。
夢は英国貴族。

◎サクセス荘での役割・性格
「夢は英国貴族」この時点でもう、自分とは見えている世界が違うと分かりました。サクセス荘の中で、異世界の住人のようなキャラクターです。
でも、本人はとても真剣に英国貴族を目指しているので、その夢をバカにしてしまうと、キレます。
そして、夢だけじゃなく、言動もことごとく変化球で、マイペースの次元を超えた掴みどころのなさもあります。掴みどころがないので、キレるポイントや興奮するポイントも予測できません。
言動が貴族そのもので、思考回路もすでに貴族です。貴族になりたいから意識して生活しているというより、生まれたときから貴族なんだと思います。

◎筆者の3大推しシーン

愛想笑いの完成度
サーがゴーちゃんに「愛想笑い、ヘタやな〜」とツッコまれる流れも込みでとても好きなのですが、サーの愛想笑いが本当に絶妙に下手なんです。バレバレなんです。
1期第1回でも、愛想笑いはサーの癖として出てきていて、そのときからしっかり下手でした。でもそれが、回を重ねたり2期になると、その「下手さ」がどんどん上手くなっていってるんです。何言ってるんだって思ってる方いらっしゃったらごめんなさい。笑
ゴーちゃんとの愛想笑いのやりとり自体は、けっこうたくさんあって、メインとなるハプニングの隙間にさりげなく入ってくるんですが、そこの精度も高くなってキレも良くて、素敵です。
「愛想笑い&ツッコミシリーズ」の中でいちばん好きなのは、やっぱり3期第12回でサーが久しぶりにサクセス荘に帰ってきたときですね。私はあそこがすごく感慨深かったです。胸熱でした。
リアル天然ボケ
天然は、荒牧さんの素が出てるのかもしれないんですけど、サーの掴みどころのなさと荒牧さんの天然は親和性がすごいありました。
サーが話すと、時間がスローモーションになって、溜めに溜めて、尺をとてもたっぷりゆっくり使います。全体の会話のペースとかみんなのテンションの高さとかお構いなしで、空気が読めないところが逆にいいです。
そのサーとしてのペースに、役とは関係なしの荒牧さん自身の天然さやボケが頻度高めで加わるのですが、やっぱりここでも、ゴーちゃんが思いっきり全部ツッコんでくれます。
どこがサーで、どこが本当の天然なのか考えるのも楽しいです。
だれにも扱えない高貴な暴走馬
サーはキレると歯止めがききません。2期第1回では、虎次郎がサーの「貴族になりたい」という夢を冗談だと思ってしまったことで、サーの何かがプチンときれました。
キレたときも大変なのですが、責められて逃げ場がなくなったときには強硬手段に出ます。1期第8回のサンダー君(大家さんのインコ)が逃げた騒動でのサーの暴走が忘れられません。「サーがサンダー君を逃がした」と思ったチャップに追いつめられたときには、サーは決闘もいとわない様子でした。そして、サーは自分が逃がしてしまったと勘違いしたまま、サンダー君に変装して住人をバッタバッタとなぎ倒していきます。サンダー君のふりをしたユッキーに気付かないところは、サーの騙されやすさが前面に出ていてツッコミどころ満載でした。
エリザベスよりも危険な馬に変貌することもあるので、サーには取扱説明書が必須ですね。

サーは、3期ではロンドンに修行中でずっと出ていなくて、寂しいな〜と思っていたので、最終回でレア度MAX衣裳のサーが見られて幸せでした。

【チャップ(定本楓馬さん)】

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303号室に住んでいる。
夢は映画監督。

◎サクセス荘での役割・性格
サクセス荘の中では比較的若めの立ち位置かなと思っているのですが、若いながらに責任感があります。なんだかんだ1番の常識人かもしれません。
個人的に、サクセス荘を静かに牛耳る「裏のリーダー」的存在、だと思っています。なんというか、支配してるという意味ではなく、ハプニングによる被害が広がりすぎないように「見えない手を添えている」イメージです。
そして、媚びを売らず、自分の軸がしっかりあるキャラクターです。それゆえの毒舌、かもしれないですね。全体の空気は感じ取って、それに合わせて行動できるけど、意見はちゃんと言う、みたいな。
あと、たまに出る自信のなさとかいじけちゃうところで、年下感が垣間見られます。

◎筆者の3大推しシーン

責任感ゆえのブチギレ
チャップには流れるような毒舌が搭載されています。でも、我慢の限界にくると毒舌じゃ収まらないほど爆発します。キレると暴走してしまうところはサーと一緒なのですが、サーがキレるのは、自分は真面目にやっていることをバカにされたり責められたときです。
チャップはというと、サクセス荘がしっちゃかめっちゃかになって、他の住人も手に負えなくなったときに「プッチーン」となっています。そして、どちらかというとチャップをキレさせているのは、サーやユッキーなどのおとぼけ組だったりします。笑
自分がどうにかしなきゃ、という気持ちでがんばりすぎた末に爆発しちゃうんだと思います。愛おしい。大変そうなので、たまにはゆっくり休んでほしいですね。
おざなりにされちゃう運命
1期第5回の映画撮影では、チャップが脚本・監督なのに、全然意見を聞いてもらえなくて、気付いたら他の人が仕切りはじめていた、みたいなことが起きてました。
3期第6回のときは、アンテナに、チャップが学生時代のバレンタインの思い出話をしていました。そこでも「一緒にいた友達にチョコを渡したいからあんたは帰って、と言われた」という話をしていて、なんだかこっちまで切なくなりました。あんなにしっかりしててリーダーっぽいのに、昔から何でかおざなりにされていて、もろにダメージを受けてシュンとしちゃっているところが意外でした。
やっぱりちゃんと年下で後輩
またまた1期第5回の映画撮影回の話です。進まない撮影に耐えきれず外へ出ていってしまったチャップが、ゴーちゃんに説得されて戻ってきたあと、皆によいしょされて満更でもないような感じで撮影に戻る、という場面が、年下っぽさが出ていて可愛らしかったです。住人の皆をお世話しているようで、実はお世話もされているというか。ちゃんと持ちつ持たれつなんだなーと。
あと、これは定本さん自身のことなのですが、反省会のときに、エチュード回で思ったようにできなかったことをすごく反省していたり(2期第12回)、自分の毒舌が酷すぎたんじゃないかと反省したり(3期第9回)、その落ち込みように、周りが「そうかそうか〜」と見守っている感じがして、微笑ましく見ていました。

推しシーンを書いてみて分かったのですが、私は1期第5回のチャップがすごく好きみたいです。この回には、チャップのしっかりしたところも切ないところも年下なところも、色んな素敵さが凝縮されてます。

【ムーさん(玉城裕規さん)】

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304号室に住んでいる。
夢は占い師。

◎サクセス荘での役割・性格
まずムーさんは発声が特殊です。そして、ふだんの立ち姿や動きも特殊です。あと、占いが異様に当たるので、たぶん特殊能力も持っています。予測不能なことばかり起きるサクセス荘なのに、そこでのハプニング的中率は抜群です。サクセス荘専属の占い師みたいになっています。
適応力がすごくて、どんなにヘンテコなことが起きたり、ヘンテコな人に出会っても「なるほど了解」という具合ですぐに馴染んでいきます。
あと、ピンチの察知能力もあります。だれかがテンパったり言葉が出てこなくなっても、動じてるところなんて全然見せずにフォローしています。
ムーさんのふだんの雰囲気とはまた違って、冷静に周りを見ているので、住人にとって頼もしい存在でもあると思います。

◎筆者の3大推しシーン

全部本意気で受け入れる
ケントの漫画再現での劇中劇(1期第3回)で、ムーさんは地底人担当だったのですが、演じるというより「オレが本物の地底人だ!」くらいの勢いでした。お手伝いのレベルははるかに超えて、そのときのムーさんはもう完全に役者でした。
そして、1期第1回のサーとの初対面では、なかなかくせの強いサーの世界観にもスッと溶け込んで、すぐ通じ合っていました。
どんなことでもどんな人でも、ドンと構えて受け入れるからなのか、変化自在で色んな一面が次々見られます。見た目だけだと、ちょっと近寄りがたく思っちゃうかもしれないけど、仲良くなるとその器の大きさに気付けるんじゃないかなと思います。
サーとの意気投合
1つ目の推しシーンでも書いたのですが、サーとの意気投合具合は、今ではもう、サーと初めて会ったときからさらに進歩していて、2人にはいつの間にか強い信頼関係ができていました。
2期第1回で、サクセス荘に新しくやってくる住人を占ったときも、サーだけは頑としてムーさんの占いの結果を信じていて、それに対してムーさんもすごく嬉しそうでした。この2人には、だれも間に入れないような、特殊な世界があるような気がします。
お互いに、常人ではないオーラを放っているので、似たものを感じ取ったのかもしれません。ムーさんがサクセス荘に居たからサーもすぐに住人のみんなと打ち解けられたのかも、と勝手に思っています。個人的に、この2人のたまに見える絆が好きです。
予測不能なムーさん
サクセス荘も予測不能なことばかり起きますが、ムーさんがすることも予想の斜め上をいきます。
1期第4回では、実況する役割にも関わらず急にドーナツを持ってきて食べはじめてましたし、2期第1回では、1期より占い方がパワーアップして、他にやってる人を見たことがないような呪文を唱えていました。
一緒に住んでいる住人たちですら、何をするのか分からないので、観ているこちら側と同じような心境なんじゃないかなと思います。
最終的には、不思議な生物を視聴者含めみんなで見つめる、みたいな光景になっていて面白いです。
あとたまに、その予測不能さが住人に向くことがあって、平然と楽しそうに無茶ぶりをしたりもします。住人は、そういう意味でのヒヤヒヤがありそうです。

ムーさんは、周りを察知したりすぐ溶け込んだりしているので、「カメレオン・ムー」と呼ぶのがふさわしいですね。ちょっとダサいかしら。



以上、サクセス荘の住人紹介第3弾でした。

第2弾でも書いたのですが、やっぱりみんなが臨機応変のプロでした。
当たり前と言われてしまえばそれまでなんですけど、「普通のことではないです!」って改めて言いたいです。


第3弾、ここまで読んでくださってありがとうございました。

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