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改革の旗手 磯和啓雄・三井住友フィナンシャルグループ専務執行役グループCDIO 銀行の常識超えDX先導
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数百億円規模の予算権限を持ち、SMBCグループのデジタルトランスフォーメーション(DX)を先導する。2015年、「リテールマーケティング部長兼IT戦略室長」の辞令を受け、新卒入行から25年、ITやデジタルに全く縁のなかった銀行員生活は、がらりと変わった。念願の海外勤務でもなければ、聞いたこともない新設部署への異動辞令。「驚きを隠せなかった」というものの、その後は小口送金サービス「ことら」や個人向け総合金融サービス「Olive(オリーブ)」の開発に深く関与。銀行の常識を超える商品・サービスを生み出し続けている。
■スタートは素人7人
新設部署異動後の最初のミッションは10年近く大幅な改修をしてこなかったインターネットバンキング(IB)のリニューアル。以前からスマートフォンによるアクセスが急速にパソコンを追い上げていることに気付き、「アプリ対応が成否の分かれ目」とみていた。ところがIT戦略室の当初のメンバーは、コーディング(プログラムを書くこと)の経験もない行員7人のみ。外部人材の登用が不可欠だった。
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