茨城県信組、食品3トン持ち寄り寄贈 子ども食堂や困窮世帯へ
茨城県信用組合(茨城県、渡邉武理事長)は、9月1〜7日の「しんくみの日週間」に合わせ、家庭で余った食料品などを持ち寄り、必要とする団体や世帯に贈るほか、廃棄削減にもつなげる「フードドライブ」を展開。全役職員ら約1300人から、3007キロ、7651個を集め、同6日、県内の2つのNPO法人に贈呈した。食品は両団体を通じ、子ども食堂や困窮家庭向けなどで役立てられる。
フードドライブは今年で3回目。自らは米や缶詰を提供した渡邉理事長は「活動が根付いてきた。一人ひとりが助け合いの心を持ち、行動に移すことが大切」と話した。
管理や活用がしやすいよう、今回から、新入職員が、種類や賞味期限ごとの仕分けや配布作業を担当。研修の一環で、子ども食堂の運営も手伝った。
収集量は、前回2023年度(2.82トン、6050個)を上回った。主なものは、米が約500キロ、水やジュース、うどんやパスタなどの麺類、海産物やフルーツの缶詰、カレーのルーやレトルト、ポテトチップやチョコレート、醬油ーーなど。
贈呈先は、茨城NPOセンター・コモンズ(水戸市)とフードバンク茨城(牛久市)――の2団体。同日の寄贈式に臨んだコモンズ常務理事・事務局長で、フードバンク茨城理事長の大野覚さんは「これほどの規模での提供はありがたい。物価上昇や米不足は、ひとり親の家庭や困窮世帯に大きく影響している。この時期、古米の寄付をいただくことが多いが、今年はそうした話が少ない」と話していた。
掲載元:https://www.nikkinonline.com/article/213347
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