政府、ウェルビーイングの柱に金融　教育推進や持ち株制度普及

政府は、国民一人一人が心身の健康だけでなく社会的なつながりを含めて良好な状態である「ウェルビーイング」を実現できる環境を整えるため、金融分野の取り組みを柱の一つに据える。関連する各省庁の予算や事業の情報を集約する内閣府は、新たに金融庁も含めて政府全体の動きを把握することを検討。金融庁は新設した金融経済教育推進機構（JｰFLEC）を通じて金融教育を推進するほか、企業が従業員満足度を高めつつ社員の資産形成を後押しする手段として、持ち株制度の普及策を模索する見通しだ。