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“バフェット流”米国株投資 失敗を糧にさらなる高みへ

日経CNBC、朝エクスプレスのゲストコーナー、マーケット・レーダーにたびたびご出演いただいている、びとうファイナンシャルサービスの尾藤峰男さん。証券会社勤務を経て、今は個人のお客様に資産形成のアドバイスをしています。尾藤さんは毎年、バフェットが率いるバークシャー・ハザウェイの株主総会に出席するという“バフェットマニア”でもあります。

尾藤さんには毎回、ご出演のたびに“バフェット流”投資についてお聞きしているのですが、今回<11月26日(火)>のテーマはバフェット失敗の歴史、そしてそこから何を学んだのか――。

日経CNBCのHPからさわりだけご覧になれます。

「我々は数えきれないほど多くの失敗をしてきた。そうだろう、チャーリー」(バフェット)
「その通り。たくさんの失敗をしてきた」(マンガー)

という会話は、少し前のバフェット総会で、尾藤さんが印象に残ったやり取りだそうです。まあ、“投資家のウッドストック”とまで言われるイベントですが、一応株主総会です……。尾藤さんによると、会場に集まったみなさんも、こうした会話を楽しんでいるのだそうです。そうでしょうね――。楽しそうだ。

尾藤さんに挙げていただいた主な失敗の事例がこんな感じです。知らない話が多くて興味深かった――。

19.11.26①バフェット

最初の「11歳の時、初めての株式投資で失敗」をご紹介しましょう。少年バフェットが11歳の時、5年がかりでためたお金で、初めての株式投資、ガソリン・ガス供給会社に投資したのだそうです。お姉さんと共同で。ところが、買ってすぐに株価は大幅に下落。お姉さんには攻め立てられ、何とかぎりぎり買い値を上回ったタイミングで全株売ってしまったと。まあ、損しなくてよかったというか、それだけでもちょっとさすがと思いましたが、実はその直後からその会社の株価が急騰。5年がかりで貯めたお金の4倍を上回る利益を逃すことになってしまったのだそうです。

バフェットが学んだ教訓。
「買った株価にとらわれすぎない」
「わずかな利益を考えなしで確保しない」
「成功の確信なしに安易に他人のお金を投資しない」

まさしく!これぞバフェット流投資の原点であり、本質。
番組ではこのほかに最近の例に至るまでバフェットが数々犯してきた失敗と、そこから導かれた教訓を、尾藤さんに説き起こしていただきました。株主へのレターや、株主総会などなど様々な機会でのバフェットの発言から、尾藤さんなりに解釈したものです。改めて思いますが、何歳になっても(バフェットは現在89歳!)失敗を恐れずにチャレンジを続け、失敗したら謙虚に反省する、そこから何かを学ぶ、成長する――。この姿勢、この生き方に元気付けられる、勇気付けられる気持ちになりました。

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