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那覇で街巡り--おじぃ・おばぁと“まちまーい”で遊ぶ

さて、11月上旬に季節外れの夏休みを取って沖縄は北谷に飛び、中日ドラゴンズ秋季キャンプを見てきたことは前に書きました。こう言うと身も蓋もないですが、5日間、毎日野球の練習ばかり見てると飽きます(なら行くな!って感じですが)。それから、いかに練習熱心なドラゴンズといえども、6日間練習したら1日は休みがあります。

そんなこともこれありで、実は今回の沖縄・北谷近辺一人旅の半分くらいは街歩きを楽しんだのです。たまたま沖縄に出かける少し前の日本経済新聞1面のコラム「春秋」で紹介されていた「那覇まちまーい」という現地のおじぃ、おばぁがガイドしてくれるコース。3回参加してすっかり街歩きにはまっていたのです。詳しくは「那覇まちまーい」のサイトから、のぞいていただくのが簡単ですが、ざっくり20種類ものコースが用意されていて、1時間半ほどかけてあちこち歩き回るというもの。費用は1000円と格安です。

毎日開催されているコースや土曜日、日曜日だけのもの、午前や午後、自分の都合と興味をマッチさせながら選びます。前の日までに簡単にWEBで予約できますし、概ね飛び入り参加でも受け付けてくれる模様です。

僕が参加した3コースは「沖縄最大マチグヮー(商店)迷宮めぐり」「国際通りのワキ道・ヨコ道・ウラの道」「壺屋のツボ やちむん通りとすーじぐゎーめぐり」

まあ一番上の写真みたいな感じで、おじぃやおばぁの後をついて回ります。本当に迷路みたいな市場の裏に入っていったり、そしたらいきなり古いお墓があったり、沖縄と那覇の歴史を聞いたりと盛りだくさん。沖縄好きを自認してはいるものの、那覇の街とかは今まで全然知らなかったですね。

「ここ、ほらよく見ると、道がゆるーくカーブしてるでしょ。実はね……」っとかって、分かりやすく言えば「ブラタモリ」のノリですな。時々、方言で何言っているか分からなくなりますが、それもご愛敬です。平日だったせいか、3コースのうちの2コースは参加者が僕一人ということで、おじぃやおばぁの個人的な体験とか、生き方とかも少し聞いたりして、まあ沖縄好きが確実に加速しました、はい。

残念ながら首里城はご存知の大火災。旅行はその2週間ほど後で、まだ現場検証中ということで近づくことはできませんでした。しかしこんな感じで焼けた痕を遠めに見るだけでも切ないですね。

IMG_4792 首里城

1000円を全額首里城に寄付しますというTシャツを買って、背中にドラゴンズ与田監督と鈴木博投手のサインをもらったので、それはそれで大満足ですが。

IMG_0098 Tシャツ

「自分らの息子世代も昔のことはよく知らないし、あまり関心もないなぁ」とは案内してくれたあるおじぃの言葉。そうでしょうねー。僕も自分の住んでいる街のこと実は何も知らないし、とてもじゃないですが、街案内とかできないですね。でも、そう思って旅から帰って地元のこと考えてみると、それはそれで楽しいものですね。このnoteのタイトル「市場徒然歩記(しじょうつれずれあるき)」というものですが、今回はまさに市場を徒然なるままに歩いた話でした。


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